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シネマしりとり「薀蓄篇」(168)

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じょしこうせ「い」→「い」のせんと(イノセント)

18歳から26歳くらいまで、映画の自主制作サークルを立ち上げていた。

現代のようなネット社会ではなかったので、雑誌の投稿ページで参加者を募ったりして。
市民ホールの小さな会議室を借りて、上映会なんかしたりして。

その過程で、沢山の映画監督志望に出会った。

上映会は、彼らの作品なども流して1日をかけておこなわれる。

彼らの大半は、大学か専門学校で映画術を学んだものたち。

しかし授業で「NG」とされている描写を多用していて、こだわりなくそういう描写を入れることが「いちばん嫌い」だった自分は、よく彼らと喧嘩をしたものである。

登場人物が交通事故に遭って、ドラマが動き出すという安易な展開であるとか。
すぐに近親相姦を持ち出したりとか。

そして、いちばん困るというか、「またか…」と思ったのが、「無垢なる存在」の登場。

innocent(イノセント)とは、簡単にいえば「純粋」「無垢」「純潔」「潔白」の意味。

AVのイメージ映像なら分かるが、年頃の女子が白いワンピース着て、ウサギかなんかのぬいぐるみを抱っこしている―そんな、安い描写を多用するひとが「ヘドが出るほど」多かったんだ。

分かるよ、そういうことしたくなる気持ち。
そういう恥ずかしい映像を創り、辱めを受けて(?)ひとは、大人になるのかもしれないし。

でもちょっと、安易に過ぎやしませんか? と。


無垢なる存在の描写は、ほんとうは、ひじょうに難しいはずで。

みながよく知っているキャラクターを挙げれば、それはやっぱりフォレスト・ガンプになるのだろう。

「あんた、バカなの?」
「バカなことをするひとがバカなんだって、ママがいってた」

ガンプは知能指数が低い、というキャラクター。
学校ではいじめられ、幼馴染みのジェニーとの初体験も失敗、しかしどういうわけか軍人としては優秀だった。

面白いというか、これが本作の優れたところなのだが・・・

ジェニーも、両足を失ったダン中尉も、ガンプのもとを去っては再び現れ、また去って現れる、、、ということを繰り返す。

どういうことかというと、
これは批評家ピーター・トラバースがいっていたことだが、あまりに純粋な存在を前にすると、我々は同じ場所に留まることが出来ない―らしい。

あぁなるほど。

もっとアケスケにいえば、汚れたウチらには、イノセントは眩し過ぎるということ。

すげー分かるな、この感覚。

『フォレスト・ガンプ』(94)は、じつはあんまり好きではないが、このことを踏まえた構造になっていたとするならば、映画としてはたいへんに優れていると思う。


黒澤の『白痴』(51)に登場する亀田(森雅之)も、イノセントなキャラクター。



265分の超大作として完成させたものの、松竹が大幅にカットし166分の短縮版が公開され、それを知った黒澤が「切りたいなら、フィルムを縦に切れ!!」と激怒した―そんな逸話が残る異様な傑作。

トム・ハンクスもそうだが、こういう映画を観ると俳優さんってすげぇな!! と思う。
森さん、ほんとうに(敢えてこう表現するが)少し頭が足りないようなひとに見えるんだもん。


『トト・ザ・ヒーロー』(91)で、全世界の映画小僧たちを歓喜させたジャコ・ヴァン・ドルマルによる『八日目』(97)。

こちらは主人公の相棒という形で、ダウン症の青年が登場する。


偽らざる本音をいえば。
プロによる映画でさえも、こういうキャラクターが登場したときに受け手「の何割か」は、構えてしまうというか、困惑してしまうというか、どう見ていいか分からなくなるもので。

そのくらい難しいキャラクター造形なんだもの、セミプロが安易に登場させたら火傷するよ、気をつけましょう。






次回のしりとりは・・・
いのせん「と」→「と」り。

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明日のコラムは・・・

『ボックスかソフトか』

ボックスかソフトか

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ボックスの煙草・・・厚手の紙のパッケージのなかに、煙草が入っている。
トップ画像が、それ。

ソフトケースの煙草・・・薄手の紙のパッケージのなかに、煙草が入っている。
『ルパン三世』で銭形さんが愛飲している煙草のパッケージが、それ。




「どっちでも、いい。」というひとも居るが、喫煙歴が長いひとほどボックス/ソフトに対するこだわりがある。

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自宅最寄りで買えばよかった―ただそれだけの話なのだが。

新宿での取材を終え、チャリで自宅へと急ぐ。
少し喉が渇いたので、千歳烏山でコンビニに寄り、そこでコーヒーと煙草を買った。

「セブンスターのボックス、カートンで」
「こちらで、お間違いないですか」
「(よく見もせずに)はい」

で、そのあと30分くらい走ったあたりで「あれ、そういえばさっきのパッケージって、ソフトケースだったんじゃ…?」と思い、チャリを停めてリュックのなかを確認した。

あぁ、やっぱり・・・。


自分は、ボックス派である。

明確な理由が、ふたつ。

(1)ソフトケースは衝撃や水に弱い。
自分のように落ち着きのないヤツは、煙草を傷つけ易いから、ボックスのほうが向いている。

(2)自分は「残りの本数」を数えながら吸う。
「1日何本」と決めているからであり、ソフトケースは数えるのに適していないのだ。


で、どうしたか。

どこぞのキャラクターに、あんたバカぁ!? といわれそうだが、




千歳烏山まで戻ったのである。

煙草のために、30分のロス。

早く帰りたかったのに。
外側がちがうだけで、中身は同じなのに。
釣銭を間違えたわけでもないのに。

うん、そのくらいソフトケースが嫌いなのである。

・・・という話に、「うんうん分かるー!!」と同意してくれるひと、喫煙者でも少ないかな苦笑





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明日のコラムは・・・

『みんな好きだ!!』

みんな好きだ!!

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久し振りに顔を拝めたSTAP小保ちゃんの、あまりの変わりように慄いた。



顔が変わったというより、痩せ過ぎて顔と身体のバランスが悪くなっている。
純白のワンピースという衣装は満点だが、ちょっとギスギス感が強くなった。

以前からいっているように、STAPどうこうは置いておいて、自分は女子として小保ちゃんが好きだ。

好きだという弱み? も手伝ってか、オリラジあっちゃんのように「あざとい」だとか「したたか」だとかいう攻撃・口撃は出来ない。

というか、生きるために「あざとさ」「したたかさ」は必要なものだと思っているから、それがどうした? みたいな感覚もあって。

そもそも自分が脛に傷を持ち過ぎている、クリーンとは「ほど遠い」人間なので、ワイセツ東大生や見るからに危ないアイドル襲撃男に対しては口汚く罵ることも出来るが、そうでないものの「いちどきりの躓き」に対し、ナンヤカンヤアアダコウダいえる資格さえないと思っている。

そういや、最近叩かれているひと、みんな好きだよ自分は。

ベッキーも。
矢口真里も。

都知事は・・・微妙だが。

ベッキーに関して、いろんなひとがいろんな角度からコメントしているが、個人的に自分が最もしっくりきたのは「今後、彼女を性的な目で見てしまう」といったバカリズムかな。

すげー分かるなと。

芸能人の、ありとあらゆることを「楽しみたい」といったのは松尾スズキだが、自分もこの感覚にちかい。

その程度で、いいと思うんだよね。


過剰なバッシング現象を憂い、「いつから日本は、こんなになった?」というひとも多い。
ネット文化と無関係でないことは明らかだが、それが顕著になったのは朝青龍と亀田三兄弟(主に、長男次男)、そして秋山成勲が「やらかした」あたりが始点のような気がする。

約10年前の話。
そう彼らは偶然か必然か、同じころに「やらかして」、同じように叩かれたのだった。




朝青龍は、ふてぶてしいものの、実際に強かったわけだし、自分はなんとも思わなかった。

亀田くんに関しては、まぁ演出であろうことは理解出来たけれども、考えかたが「昭和に過ぎて」ついていけないところはあった。
誤解を受け易い競技ゆえ、王者であれば王者らしい振る舞いをしてほしかったというところはある。
(まぁ朝青龍にも、いえることだと思うけれど)

だから好きか嫌いかでいえば「嫌い」だが、「まぁこういうのも居るよな」みたいな感覚で流すことは出来た。

出来なかったのは、秋山くらいか。
自分が尊敬する桜庭さんを傷つけたというのが最大の理由だが、誰が対戦相手であれ、ガチンコの勝負にオイルを塗りたくって臨んだのだからね、批判は免れないだろう。

自分も、当時のブログで散々罵った記憶がある。

つまりあれだ、なんでもそうだと思うが、自分が専門としていることや関わっていること、真に興味を抱いて熱心に追いかけてきたものには、それ相応の情熱を持って賛辞を送るなり酷評することは出来るけれど、それ以外に関しては、そうは褒められない怒れないのではないか、、、と。
(朝青龍と、亀田くんへの感情の差異は、そこから生じていると思う)

みんながみんな、あらゆる分野のコメンテーターになる必要はない。

でもそこにツールがあれば使いたくなるものだし、叩き易かったので乗っかってみよう・・・という行動原理も分かるっちゃあ、分かる。


自分に対する友人からのメールは、大抵が「あの格闘家、引退だってね」とか「この映画、どう?」とか「あのAV、どう?」という質問で。
自称しているから当然だが、映画と格闘技とAVに精通していると見られている。
つまりコメンテーターになっていいのは、このジャンルのみで、あとは外側から軽く楽しむというのが理想的なんだと思う。
(政治に関しては、納税して選挙で投票していれば、誰もがアアダコウダいっていいものだろうけれど)

ゆえに、STAPは知らないが小保ちゃんは好き、ベッキーも矢口真里も性的な意味で「あり。」としかコメントしない。

その程度の男だし、それ以上のことをやると、自分自身が楽しめないと思うんだけれどなぁ、、、皆さんはどうですか。

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(174)』

初体験 リッジモント・ハイ(174)

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テレビ番組は「0」だが、ラジオ番組と雑誌への投稿はガキのころから好きで、それは現在でもつづいている。
まぁ雑誌に関しては、それで原稿料をもらう職業に就いたので、いまはラジオ番組だけといっていい。

というわけで今回の初体験テーマは、「初めてのラジオ投稿」でいってみたい。

まずは番外編として、雑誌への投稿を。

最初は『週刊少年ジャンプ』(集英社)の読者投稿コーナー、『ジャンプ放送局』だったと思う。
ただ投稿はしたが、掲載されたことはなかった。

初めての掲載は、わが性春の雑誌『Dunk』(集英社)だったと記憶する。



おかしな自慰を告白する実体験コーナーで、担当者から「はなまる」をもらったんじゃなかったっけ笑

掲載されるとステッカーやバッジ、キーホルダーなどのノベルティグッズがもらえるけれど、それはあくまでも「おまけ」で、自分の文章が印刷されて日本全国の書店に並ぶというね、そういうことが快感だったんだと思う。

※まだ坊主ではないころ、雑誌『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー/KADOKAWA)に載った写真つき投稿…なんか、生意気なこといってるな笑



※映画批評は、硬派な『キネマ旬報』(キネマ旬報社)ではなく、ひじょうに軟派な『ロードショー』(集英社)で鍛えられた




ラジオ番組への投稿も、最初は小学生のころだった。
そのエピソードはあすに譲るとして、その後・・・

『斉藤由貴のネコの手も借りたい』(ニッポン放送)の常連投稿者となり、
しかし『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に夢中になることはなく、
しばらく時間をおいて、たまたま聴いたTBSラジオの番組(タイトル忘れた)で、映画批評のコーナーが展開されており、出演者の井筒和幸監督に読んでもらいたくて投稿した―ことがきっかけで、再びラジオ投稿に火がつくと。

といっても、昔でいうハガキ職人のようなアグレッシブさはない。

5年ほど前までは、ガールズバンドSilent Siren(トップ画像)がNACK5で担当していた『ストロボナイト』、
現在は、有吉ちゃんがJFNで担当している『SUNDAY NIGHT DREAMER』(通称サンドリ)だけに投稿をつづけている。

成績?

『ストロボナイト』はけっこう読まれたけれど、『サンドリ』は投稿者のレベルが高過ぎて、なかなか読まれない。


有吉ちゃんのラジオはスタートして半年後あたりから聴き始め、現在じゃヘビーリスナーと化している。

この番組が注目されるきっかけとなったのは、おそらく堀江くんのツイッターからだろう。
彼が収監中に番組を聴き、あまりの面白さにウェブで呟いたのである。
(そもそも檻のなかでラジオが聴けて、ネットまで出来るというのがオドロキだったが…)

テレビ・ラジオで、ここまで毎週楽しみにしている番組はほかにはない―そのくらい、好きになっちゃったのだ。


つづく。


※腹がよじれるぜ!!
とくに、最後の投稿者は天才。




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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(175)』

初体験 リッジモント・ハイ(175)

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映画が描くラジオといえば・・・

一般的には三谷幸喜の初監督作『ラヂオの時間』(97)や、ウルフマンDJがインパクトを残す『アメリカン・グラフィティ』(73)だろうが、
個人的には『天国と地獄』(63)のニュースキャスター、オリバー・ストーンの『トーク・レディオ』(88)、そして『フィッシャーキング』(91)の3本が印象に残っている。

『天国と地獄』のキャスターは犯人に向かって「今度は、権藤氏が君を笑う番だ」といい放ち、
『トーク・レディオ』の主人公は「売り」としての毒舌をリスナー全員に向け、それが芸を超えてしまったことにより悲劇が起こる。

同じような展開ではあるものの、そんな悲劇の「それから」を描いたのが、テリー・ギリアムの最高傑作『フィッシャー・キング』だろう。



※みんないうが、この映画の白眉はこれ





自分がよく投稿する有吉ちゃんのラジオ(トップ画像)のメインは、エロと毒舌。
基本的に売れている芸能人すべてを叩く傾向にあるが、一線を軽々と超えてしまっているため笑いに昇華され、素人の投稿ではあるものの、それは立派な芸になり得ていると思う。

便所の落書きのように見えて、そうではない・・・のは、たぶん投稿者全員(ゲスナーと呼ばれている)が、自身を最下層に置くという自虐の精神を纏っているから、、、なのではないだろうか。

まぁそういう分析さえ嫌うのがこの番組、ふつうに馬鹿笑いすればそれでいいのだろう。


さて、自分が生まれて初めて投稿したラジオ番組。
いや、自分の投稿が初めて読まれたラジオ番組、といったほうが適切か。

なぜなら初めて投稿した番組は、『吉田照美のやる気MANMAN!』(文化放送)だったのだが、



初めて投稿を読まれた番組は、『いう気リンリン 那智チャコワイド』(文化放送)だったのだもの。


黄金コンビ、野沢那智と白石冬美によるバラエティ番組。

夏休みに投稿、その内容も夏休みネタだった・・・というところまでは覚えているのだが、詳細は忘れてしまった。

ハガキではなく放送当日に電話をし、オペレーターに話した内容が(おそらくオペレーターによって)編集され、それを野沢那智が読み、白石冬美が笑うという流れだった。

無理をして笑っているようには思えなかったので、ほんとうに笑ってくれたのだと思う。

ちょっと発言内容がちがうぞ!! とは思ったが、いやいやそれでもうれしかった。


約1週間後―。
文化放送から、ノベルティグッズが届いた。

当時としては最新であったのだろう、カード式のラジオ。
もちろん、文化放送だけしか聴けないものだったが。

家にはラジカセ―まだCDラジカセではない―があったし、外出時にラジオを聴くことはなかったので、それはいちども使わなかった。
使わなかったが、2~3年は宝物入れ(?)に大切に保管していたっけ。


すでに映画少年ではあったが、テレビもラジオも雑誌も好きだった。
ただテレビと雑誌は「同級生並」に好きだった、、、程度だが、ラジオは映画に次いで夢中になったかもしれない。

好きなひとはみんないうけれど、距離感、あの独特の距離感がたまらないんだよね。

創り手と受け手のちかさでいえば、映画やテレビ以上。
むしろライヴや演劇にちかいのかもしれない。


おわり。

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明日のコラムは・・・

『ミュージックポートレート』

ミュージックポートレート

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Eテレで放送されている『ミュージックポートレート』が面白い。

なんらかのつながりがある著名人ふたりが、それぞれにとっての10曲を挙げていく対談形式の音楽番組。
第1回が妻夫木聡と満島ひかり、第2回が園子温と二階堂ふみ。

妻ぶっき~が『Creep』(Radiohead)を挙げたのはうれしかったし、ふみちゃんが「あの若さで」プレスリーを挙げたのは意外。

自分は「音楽の10傑」を展開したことはあったけれども、実人生と照らし合わせたものではなかったなぁ、、、と思って、じゃあさっそく展開してみようじゃないかと。


妻ぶっき~の10曲に触れて、満島ひっき~は「あたしとぜんぜん、思考がちがうよね。やっぱり妻夫木さんって、男の子だなぁ」と発した。

いっていることは分かるし、実際そうだと思う。
ひっき~が学校で習った曲や自分が歌った曲を選んだのに対し、ぶっき~は、なんというか、その当時の心模様を表した曲を選んでいるから。
でもそこで「男の子だなぁ」といわれちゃうとね、ふたりの関係性なら「あり。」なんだろうけれど、日常でいわれると「上から目線かい!」と思ってしまうかも。

そういう意味では、もう少し音楽や映画に頼っている(ように見える)ふみちゃんのほうが男としてはありがたい? かもしれない。

・・・なんてなことを考えながら観るのも楽しいんだよね、園×ふみちゃんの後半は今週木曜に放送されます。


ではいくぜ!!


(1)『哀・戦士』 井上大輔…映画『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(81)の主題歌

たぶん、生まれて初めて夢中になった曲。




(2)『サンライズ』 スペクトラム…プロレスラー、スタン・ハンセンの入場曲

映画の前に、プロレスに出会った。




(3)『宇宙刑事ギャバン』 串田アキラ…特撮ドラマ『宇宙刑事ギャバン』(82~83、テレビ朝日)の主題歌

♪ 男なんだろう、グズグズするなよ ♪

うん、そうだよな・・・と思ったものだ。

(4)『およしになってねTEACHER』 おニャン子クラブ

思春期の通過儀礼みたいだった、いま思えばね。

(5)『ふたりの夏物語』 杉山清貴&オメガトライブ

初めて好きになったラブソングかな。

(6)『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』 ザ・ローリング・ストーンズ

映画の虜になったころ、スコセッシを知り、そうして、ロックに出会った。

(7)『悲しみよこんにちは』 斉藤由貴

でも根っこでは、アイドル好きは変わっていなかった。

(8)『ライク・ア・プレイヤー』 マドンナ

初めて洋楽アーティストのコンサートに行ったのが、このひと。

最近の舞台遅延は観客には可哀想かも・・・だけど、らしいっちゃあ、らしい。




(9)『木綿のハンカチーフ』 太田裕美

上京前日に聴いたんだっけか。

待っている女子なんか、居なかったのだけれども。

(10)『クリープ』 レディオヘッド

最後は、やっぱりこれ。

20歳のころ、これしか聴いていなかったかも。。。




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明日のコラムは・・・

『牧野さん、こりゃ大変だ + 5月コラムの目次』

牧野さん、こりゃ大変だ + 5月コラムの目次

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歯医者に通院している。

「外科的、なるもの」以外で診察を受けるのは、大袈裟ではなく15年ぶりである。
その15年前もまた、歯医者なのだった。

要は内科的な苦しみを知らぬ、健康馬鹿であると。

ほんとうは小まめに行くべきだったのだろうが、「自分の歯のほとんどは、プラスチックだから」とそのまんまにしておいた。

実際にそうで、だから虫歯の苦しみとは「ほぼ」無縁なのだが、酔って電柱にぶつかったり酔って転倒しアスファルトに強打したりして、何本かの歯が欠けてしまっていた。

部位としてはあんなに小さいものなのに、ちょっとでも歯が欠けると途端に間抜けに見える。

完全に男を捨てたのであればそれもいいが、やっぱりもっと女子とちゅ~したいからね、これは治さなきゃと。

しかしそれでもタイミングとしては遅く、歯の撮影のあとに先生にいわれたさ、

「牧野さん、こりゃ大変だ」と。

「・・・ですよね」
「うん、ここも、ここも、ここも、ここまでダメになってる」

「時間、かかりそうですか」
「(食い気味に)かかるね」
「分かりました、よろしくお願いします」

・・・というわけで、しばらく通院がつづきそうである。


来年の頭くらいまでには、自信持ってちゅ~出来る歯が完成していればいいのだが・・・・・。

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※現時点における、本年の良質映画

(新規)

『殿、利息でござる』
『ディストラクション・ベイビーズ』
『ちはやふる ―下の句―』
『64 ロクヨン 前半』
『ヒメアノ~ル』
『神様メール』

(鑑賞順)

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ホワイト・ゴッド』
『クリード チャンプを継ぐ男』
『ハッピーアワー』
『友達のパパが好き』
『神様なんかくそくらえ』
『イット・フォローズ』
『ブリッジ・オブ・スパイ』
『最愛の子』
『ザ・ウォーク』
『サウルの息子』
『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』
『オデッセイ』
『不屈の男 アンブロークン』
『キャロル』
『ヘイトフルエイト』
『ロブスター』
『家族はつらいよ』
『背徳の王宮』
『マジカル・ガール』
『ちはやふる ―上の句―』
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
『蜜のあわれ』
『ルーム』
『無伴奏』
『LOVE【3D】』
『レヴェナント:蘇えりし者』
『モヒカン故郷に帰る』
『オマールの壁』
『スポットライト 世紀のスクープ』
『さざなみ』
『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』
『アイアムアヒーロー』

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【今月のスケジュール】

★本日・・・牧野さん、こりゃ大変だ + 5月コラムの目次
☆2日・・・みつえいくん
★3日・・・4台のバディ
☆4日・・・不公平だが人間だもの
★5日・・・わたしが棄てたおんな 2016年版

~ロンド形式連載~

(1)にっぽん男優列伝・・・月6~7回。三橋達也さんから。
(2)初体験 リッジモント・ハイ・・・週1~2回
(3)シネマしりとり「薀蓄篇」・・・週1回
(4)俳優別10傑・・・月2回

では皆さん、お楽しみに。

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~5月度のコラム一覧~

1日…5月は映画まつり + 4月コラムの目次
2日…黄金週間10傑シリーズ:(4)映画の頭部
3日…黄金週間10傑シリーズ:(5)映画の脚
4日…黄金週間10傑シリーズ:(6)映画の背中
5日…黄金週間10傑シリーズ:(7)映画の口
6日…黄金週間10傑シリーズ:(8)映画の尻
7日…黄金週間10傑シリーズ:(9)映画の陰部
8日…黄金週間10傑シリーズ:(10)映画の耳
9日…俳優別10傑 海外「さ行」篇(2)

10日…みっともないオバケ
11日…シネマしりとり「薀蓄篇」(165)
12日…シネマしりとり「薀蓄篇」(166)
13日…土浦に潜伏
14日…初体験 リッジモント・ハイ(172)
15日…初体験 リッジモント・ハイ(173)
16日…デートといえば、焼肉っしょ?
17日…どこよりも早い、上半期映画の10傑
18日…映画小僧が選出する、下半期マストな映画10本
19日…にっぽん男優列伝(325)光石研

20日…にっぽん男優列伝(326)峰岸徹
21日…「よき」ゴースト
22日…相棒は3代目
23日…俳優別10傑 海外「た行」篇(1)
24日…サクサクなのに、20分超
25日…シネマしりとり「薀蓄篇」(167)
26日…シネマしりとり「薀蓄篇」(168)
27日…ボックスかソフトか
28日…みんな好きだ!!
29日…初体験 リッジモント・ハイ(174)
30日…初体験 リッジモント・ハイ(175)
31日…ミュージックポートレート

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明日のコラムは・・・

『みつえいくん』

みつえいくん

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買い換えたパソコンの調子が(当たり前だが)頗るよくて、原稿書きもはかどっている。

仕上げる速度そのものは、変わっていないはずだが。
ヒトサマに読んでもらうレベルの原稿2000文字を仕上げるのに、だいたい60分を要する。

これは10年前からそうであったし、きのうもきょうも、たぶんあさっても同じくらいだろう。

まぁでも、快適さでいったら先月と今月とでは「おおいに」ちがう。
調べものとかでもね、いくつものウィンドウを立ち上げても重くならないのだもの、よい買い物をしたと満足している。

そしてひとつ、ウィンドウズ10にして、たいへん驚いたことがある。

IME(文字入力ソフトウェア)の、驚くべき進化。
ネットと連動することにより、随時新しい人名や用語などが簡単に変換出来るような仕組みになっているのだと思われる。

最新のスマホでも出ない自分の名前、光永(みつえい)が、登録なしに出てくるのには参った!!



「みつなが」なら出てくることもあるけど、「みつえい」は可能性ゼロだったからね。
こう読むヒト、地名だって「ほんの、わずか」のはずなのに。

やった!
一般的な名前と認識される時代の到来だ! という喜びのいっぽうで、「特別感」みたいなものを感じることが出来なくなってしまうので、ちょいと悲しかったりもして。

ともあれ。

まもなく土浦に潜伏する予定の自分は、オフ返上で、しこしこと原稿書きをつづけているのでした。


※『独裁者』で、最も好きなシーン。
ヒンケルの長文が「ほんの数回」のタイプで終わってしまうところに、チャップリンの「独裁者のことばなんて、意味のないことだらけだ」という思いを感じ取れて痛快。




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明日のコラムは・・・

『4台のバディ』

4台のバディ

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現在、3台のチャリを用途や気分によって使い分けている。

最も気に入りで高価なチャリはロードバイクで、これは室内置き。
晴天の日の長距離移動に用いる。

駐車場置きが2台。
ひとつはママチャリで、これは米やビールのケースを購入する際に用いる。
もうひとつは、室内置きのに比べれば「そーとー」安価なロードバイクで、近距離または雨の日用。

そんなだからか、それに自分のほんとうの職業を明かしていないので、同じ棟に住むひとからは「自転車関係の仕事をしているひと」と思われている。
しょっちゅう「パンク直してほしいんだけど」とか、いわれるしね。


そして来週、新しいチャリが加わることになった。
4台目のバディ。

室内置きと同レベルのロードバイクで、知り合いの知り合いの知り合いから譲ってもらったのだ。

モノスゴほしかったのかといえば、そうともいえない。
すでに3台のバディを持つわけで。
ただ、良いものを安く手に入れられると聞けばね、チャリ好きとしてNOという理由はなく。

聞けば、現在の持ち主は聴覚障害を持っているのだそうだ。
上司にもらったが、危険で乗れない。
家に置いておくくらいだったら、安くてもいいから売りたい、、、そういうわけらしい。

というわけで。
室内置きが増えるので、現在、部屋を掃除中。


ガキのころからチャリには慣れ親しんできたが、特別チャリが好きだったわけではない。
(トップ画像は・・・何歳のころかね、小学校あがる前でしょう)

自分ひとりでの移動手段が徒歩かチャリかの二択しかなく、いってしまえば望んで乗ったというより「仕方なく」乗っていた。

中学からは、生徒のほとんどが自転車通学となる。
ゆっくり漕いで20分前後だったと記憶する。

高校は、45分。
都心のイマドキッコに話すと「45分!? 信じられない!!」というが、それが当たり前と思って毎日漕いでいたよ。

だから上京後、新聞奨学生として働き始めたとき、(所長に勧められたにも関わらず)原付免許を取ることを拒否し、自転車配達を選んだ。



チャリを好きになったのは、たぶんこのころだと思われる。
(同年、高級チャリを盗んだ疑いで逮捕されちゃってもいる=占有離脱物横領)

19歳のころ、ローンを組んで初めて「そこそこの」チャリを購入。

以来、現在までのあいだに約20台のチャリと付き合っては別れ、別れては付き合い・・・を繰り返してきた。
単に「飽きた」ときもあれば「価値観のちがい」もあり、事故での別れで泣いたこともあったっけ。

どのチャリのことも覚えているし、現在ではすべてが甘い思い出であり、恨んだりする? こともない。

恋愛と一緒だね、たぶん・・・。


根っからの不器用だから、最初はパンク修理さえ苦手だった。
しかし下手な横好きも慣れには勝つようで、いまじゃ得意といえるようにまでなり、大抵の故障は自分で直せるようになった。

で、4台目がやってくると。


移動のほとんどがチャリだからであろう、ビールっ腹が目立つようになったのに、脚だけは(オーバーにいえば)鋼のようである。

脂肪も少ないはずだし、ローキック(放つのも放たれるのも)得意そうといわれる。

うん! といいたいところだが、とくに左脚は爆弾も抱えているしボロボロである。

ボロボロであるからこそ、主治医に「鍛え続けるように!」といわれたんだっけか。


死ぬまでチャリダーであることが、宿命づけられたようである。

格好つけすぎ?

まぁ、そうだよな。





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明日のコラムは・・・

『不公平だが人間だもの』

不公平だが人間だもの

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「―映画俳優組合には60000人の俳優が所属しており、俳優協会にも100000人ほどが所属しています。これらの俳優のほとんどに、仕事がありません。(中略)売れない俳優は脚本を書くことも、美術にかかわることも出来ません。彼らはタクシーの運転手で日銭を稼ぎながら、アクセントを練習しなければならないのです」

オスカー授賞式にて、ダスティン・ホフマンの発言より。

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映画の話と見せかけて、格闘技の話をふたつほど。

美女ボクサーとしてメディアが盛んに取り上げた、高野人母美。(トップ画像)

彼女は先日の会見で「次の試合で引退する」と発言、ジムにまったく相談していなかったことから金平会長が大激怒、

「次の試合もやらなくていい。やる気のないものをリングに上げるわけにはいかない」

と返され、高野は焦ってすぐに会長に謝罪、

最悪の結果(=追放)は逃れたものの、その「次の試合」はエキシビションに変更されてしまった。

禊が終わるまで、正式な試合はさせないということ。

ここでいう禊とは、ほかのファイター同様に、頻繁にジムに顔を出し、皆と同じように練習をすること。

当たり前のことのように思えるが、じつは彼女は、これをやっていなかった。
そのことを、会長自身も黙認していた。

なぜならジムにとって、特別な存在だったから。

高野ほど名の通った女子ボクサーは、現在の日本に居ない。
メディアに頻繁に登場することによって彼女はもちろん、ジムの宣伝にもなっていた。

彼女は広告塔として、必要な存在だったのだ。

ほかの女子ファイターで、高野を羨んでいたものは居たと思う。
不公平だ、、、と。

しかし実力はともかく、高野にはスター性があった。
不公平にはちがいないが、それもまた才能ということか。


もうひとり、溢れんばかりのスター性によって、首の皮一枚でつながっているファイターが居る。

山本“KID”徳郁。



たしかに彼の登場は、新鮮な驚きに溢れていた。

階級制が整っていないなかで、自分より重い階級の相手をなぎ倒していく。

未来は明るい! そう歓喜した格闘技ファンは多かったはずである。

だがときは経ち、こう評するのはつらいが、かつての輝きを放てなくなっている。

何度も何度も怪我をして、その度に試合が流れていく。

現在、北米のUFCに身を置くKIDは3連敗/無効試合/(怪我により)度重なる試合消滅、、、という、はっきりいって「なんの結果も残せていない」状態がつづいている。

さすがにリリース(=契約解除)か―と噂されているが、代表のダナ・ホワイトは未だ彼に最後通告を出していない。

もっと活躍し、タイトルマッチまで経験した日本人ファイターが、2敗しただけでリリースされた・・・ことに比べて、あまりにヒイキが過ぎないか。

きっとダナはいうだろう、「KIDにはスター性があるから」だと。


皆に公平であること―理想をいえばそうだろうが、そこは人間だもの、なかなかそういうわけにはいくまい。

ゆえに、特別な存在に対してアアダコウダはいいたくなるもの。

アイツはスターなんだもの、しょうがない。
壁にぶつかっているであろうふたりには、そう思わせるくらいの輝きを「もういちど」取り戻してほしい。


格闘技マニアからの、切なる願いなんだ。




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明日のコラムは・・・

『わたしが棄てたおんな 2016年版(前)』

わたしが棄てたおんな 2016年版(前)

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誰も期待していないのに、毎年展開している「自分が好きな有名女子100人」。

「やりたくてやりたくてウズウズ」している割には、70~80人あたりで「しんどく」なってくる・・・というのは、じつは去年も書いている。

それでも完成させなければいけない。
待っているひとは居ないのに、選ばれし100人のためにも? 発表しなければいけない―という勘違いだけが原動力になっている。

そんな自己満足のランキング、今年は2日に分けて展開していこう。


※スポーツや政治まで含めた、有名人女子を対象とする
※※ 本年初登場の人物には、☆をつけている


(1) 佳子ちゃん(佳子内親王)

(2)☆やのあんな…トップ画像

(3) かしゆか(樫野有香)…perfume髪ぱっつん

(4) まいまい(菊田麻衣子)…モデル

(5) つぼみ…AV女優

(6)☆桜のどか…アイドル仮面女子のメンバー



(7) 益若つばさ

(8) きゃりーぱみゅぱみゅ

(9) しょこたん(中川翔子)

(10) 椎名林檎

(11) 武田梨奈…空手家・女優

(12) 夏目三久

(13) 橋本愛

(14)☆ベラ・ソーン

なんか、すげー身体をしているので。



(15) 重盛さと美

(16) 北乃きい

(17) のっち(大本彩乃)…perfume髪ショート

(18) 小池里奈…グラビアアイドル、女優

(19) 前田亜季

(20) 中元すず香…BABYMETALのボーカル

(21)☆渡辺加和…CYBERJAPANDANCERSメンバー

右は、おねいちゃん



(22)☆月野もあ……アイドル仮面女子のメンバー

(23) 夏帆

(24) 菜々緒

(25) 市川美織…NMB48

(26) 石川佳純

(27) ニコール・キッドマン

(28) 二階堂ふみ

(29) 田中理恵

(30) クロエ・グレース・モレッツ

(31)☆宮澤エマ



(32)☆広瀬すず

(33) 高橋愛

(34)☆大上莉奈…レースクイーン



(35) 百田夏菜子…ももクロ赤

(36) 林ナツミ…写真家

(37)☆稲村亜美…神スイング



(38) あ~ちゃん(西脇綾香)……perfume髪パーマ

(39) 杉咲花

(40)☆小松菜奈…モデル、女優

(41) RENA…格闘家

(42) 辻希美

(43)☆水原希子

(44) シシドカフカ

(45)☆内藤和香…モデル



(46) ダレノガレ明美

(47) 森高千里

(48) 忽那汐里

(49) ジュリアン・ムーア

(50) 綿矢りさ

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明日のコラムは・・・

『わたしが棄てたおんな 2016年版(後)』

わたしが棄てたおんな 2016年版(後)

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きのうからのつづき、自分だけが楽しんでいる「気に入り美女100選」の後半50人から100人までのリスト。

さっそくいくぜ!!


※スポーツや政治まで含めた、有名人女子を対象とする
※※ 本年初登場の人物には、☆をつけている


(51)☆火将ロシエル…コスプレイヤー(トップ画像)

(52)☆浜田ブリトニー…漫画家

痩せてからキレイになった



(53) 村治佳織

(54) 藤川優里…八戸市議

(55) 本谷有希子

(56) 貫地谷しほり

(57)☆ミーシャ・テイト…格闘家



(58) 佐々木希

(59)☆レイチェル・マクアダムス

(60) 川島海荷

(61)☆鈴木奈々

うるさいおんなは嫌いなんだが笑、取材で会ったらふつうに可愛かった



(62)☆笹原りむ…元AV女優

(63) マギー…モデル

(64) 栗山千明

(65)☆山内あいな…Silent Sirenベース

(66)☆永井理子…日本一可愛い女子高生(と、いわれている)



(67) 相内優香…テレビ東京アナウンサー

(68) 高梨臨

(69) 小倉優子

(70)☆有村架純

(71) リュディヴィーヌ・サニエ

(72) 小松彩夏

(73) 小島聖

(74)☆カブトムシゆかり…タレント



(75)☆比留川游…モデル

(76) 宮崎あおい

(77) 成海璃子

(78) ケリー・チャン

(79) こじはる(小嶋陽菜)

(80)☆中村静香…グラビアアイドル

(81) アマンダ・サイフリッド

(82)☆美音咲月…仮面女子メンバー

(83) がっきー(新垣結衣)

(84) 井上詩織…元AV女優

(85) キルスティン・ダンスト

(86) 高井麻巳子…秋元康夫人

(87)☆イ・ボミ…ゴルファー



(88)☆石岡沙織…格闘家

(89) 井川遥

(90)☆MEGUMI

(91) ロザンナ・アークウェット

(92) ほないこか

(93)☆由愛可奈…AV女優

(94) 麻生久美子

(95)☆武井咲

(96) 菅野美穂

(97) 裕木奈江

(98) 朝岡実嶺…元AV女優

(99) 川上未映子…作家

(100) ☆アリアナ・グランデ


・・・ふぅ、しんどかった。

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明日のコラムは・・・

『キンシャサって、どこですか』

キンシャサって、どこですか

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~追悼、アリ~

またドン・キングが映っている。

このひとは一時期の日本映画界でいう、「出たがり」奥山和由なのか・・・と皮肉をいいたくもなるが、マッチメイカーとしての才能は認めねばなるまい。

自分がキングの存在を知ったのは、同世代であれば皆がそうであろう、マイク・タイソンが出現した時期と重なる。

タイソンのそばには、決まってキングが立っていた。
このひとがタイソンをダメにした―という声もあるが、このひとの存在なくしてタイソンの悲喜こもごもを語れないのもまた事実。



高校生のころ、アリが神話化されるきっかけとなった「キンシャサの奇跡」をノーカットで観た。
冒頭のことばは、このリングの上にもキングの姿が認められたので、苦笑交じりに自分が呟いたヒトコトである。

アリが死んだ。
いろんなひとが、いろんな角度から―イスラム改宗やベトナム戦争への従軍拒否、パーキンソン病など―追悼のことばを記している。

だがここでは、それらのことには言及しない。
自分にとっては「キンシャサの奇跡」がすべてであり、そのほかのことは、敢えていうが猪木の試合も含めて遮蔽物でしかないから。

この試合、これ一点において自分はアリを世界最高のアスリートであると認識し尊敬しているのだった。


自分の生まれた、74年の出来事である。

ザイール(現コンゴ)の首都キンシャサで開催された、ボクシング・ヘビー級のタイトルマッチ。

マッチメイカーは前述したとおり、「金のにおいがする」ドン・キング。
しかし黒幕は当時の大統領、独裁者として名高いモブツ。
(在任期間は32年!!)



モブツはこの興行を成功に導き、権力のほかに名声をも得ようと企む―つまり極上のスポーツイベントは、政治利用されようとしていた。

試合会場となったナショナルスタジアムのちかくには、かつて処刑場があった。
沢山の運動家が粛清された場である。

識者はいう、「おびただしい血の上に、リングが作られたのだ」と。

試合の数日前から、沢山の黒人アーティストによる「歌とダンスの祭典」が催される。
まるで音楽フェスのようであり、メインがボクシングであることを忘れてしまうくらいだった。

サッカーW杯、五輪の誘致問題が報道される昨今だから、モブツばかりを責めるわけにもいかないだろうとは思う。

だが、アリとその相手ジョージ・フォアマンは、文字どおり死闘を繰り広げ、音楽の狂騒やモブツの政治利用を吹っ飛ばしてしまうのだった。

第1ラウンド。
フォアマンと拳をあわせたアリは気づいた、パンチの威力が違い過ぎる、ふつうにやったら「負ける。」と。

下馬評どおりといえばそうだが、「じゃあどうするか」を考えられるところにアリのスマートさがあった。

アリは敢えてロープを背にして、フォアマンのパンチを腕でブロックしつづけた。
両腕の隙間から「その程度のパンチか、それじゃあKOなんか出来ないぞ!」と、フォアマンを挑発しながら。

フォアマンの、スタミナ切れを待っていたのである。(=ロープ・ア・ドープ)

しかし2ラウンドも3ラウンドも「ロープ・ア・ドープ」をつづける展開に、一部の観客はブーイングを始めた。
「八百長か!?」などということばも聞かれた。

だが冷静にふたりの身体を観察していくと、フォアマンの汗の量が尋常じゃないことに気づく。

オーバーではなく、滝のように流れている。

フォアマンが6ラウンドあたりからガス欠気味になっていくのが誰の目にも明らかで、ここからアリのジャブとストレートが当たりだし、当たるたびに、フォアマンの身体から大量の汗が弾け飛んでいく。

そして8ラウンド―。
アリのワンツーがキレイに決まって、フォアマンの巨体はマットに沈む。

倒れる直前に「もう一発」決めるタイミングはあったが、深追いしないところにも美学が見て取れた美しいフィニッシュである。




アリはこうして、神話を創った。

敗れたフォアマンは、このあと精神を病みボクサーを引退、宣教師となり、長い闇を抜けてカムバック、45歳の最年長チャンピオンとなる。


まさに、酸いも甘いもじゃないか。

自分はMMA(総合格闘技)を専門とするものだが、すべての格闘技のなかでこの試合が最も好きで、機会を作っては観返している。

この競技の原始性が好きだとはいっているが、人生なんてつらいことのほうが多いのに、なんでリングに上がってまでつらいことすんの? と思うときがあるわけよ、さすがに。

それしか出来ないから、なんだよね、やっぱり。

宣教師やりながらリングに戻ってきたフォアマンなんか、まさにそうだろう。

だがアリなんて器用なひとだから、なんだって出来そうな気がする。
たぶん彼は、自分が最も輝ける場所を知っていたんだよ。

それが、リングだったという話で。

敗者フォアマンの人生をも含めて、自分は「キンシャサの奇跡」の物語が好き。

この物語に相応しいことばを、映画『セブン』(95)でモーガン・フリーマンがいっている。

「ヘミングウェイが書いていた。『この世は素晴らしい、戦う価値がある』と。後半の部分は賛成だ」


モハメド・アリ、6月3日死去。
享年74歳、合掌。

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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「た行」篇(2)』

俳優別10傑 海外「た行」篇(2)

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~トム・ハンクスのキャリア10傑~

コミカルな持ち味で人気沸騰、しかしシリアスをやってみたら意外と評判がよく、いつの間にかシリアスが本流となってしまった・・・という点で、トム・ハンクスを日本で強引に例えると片岡鶴太郎になるのかもしれない。

好きだったんだけどな、鶴ちゃんのフェラチオギャグ笑

まぁいいや。

現在59歳のトムちゃんは、ほんとうに器用なひとで、演じられないキャラクターは「ない」のだと思われる。
ちょっと「ひとが良過ぎる」感じはするので、悪役は似合わないかもしれないが。。。

そんなトムちゃんのキャリア10傑を展開してみたら、こんな感じになりました。

シリアスとコミカルが交互に並ぶリストは、「トムちゃん、もうちょっとコミカルもやってみてよ」という、自分の思いの表れなんだろう。


(1)『ビッグ』(88)

こんなに優れた「児童映画」、ほかにないと思う。




(2)『フィラデルフィア』(93)

HIVの弁護士を熱演。

スプリングスティーンの主題歌が、刺さる。




(3)『スプラッシュ』(84)

人魚と青年の恋。

ダリル・ハンナはでかいが、このときはすげーキュートだった笑

(4)『メイフィールドの怪人たち』(89)

ジャンルとしてはホラーコメディか。

なんてことない話なのだが、クセになる。

(5)『プライベート・ライアン』(98)

上官がこのひとで、よかった。



(6)『マネー・ピット』(86)

マイホーム受難の物語。

ポンコツの我が家に笑いが止まらないトムちゃんの演技に、腹抱えること必至。

(7)『プリティ・リーグ』(92)

いかにも実在しそうな野球の監督を好演、トムちゃんのその後のキャリアは、このあたりで決定づけられたのかも。



(8)『フォレスト・ガンプ』(94)

たぶんアンケートを取れば、これがトップにくるだろう。

(9)『アポロ13』(95)

アポロからの放尿、自分も仲間に入りたかった。

(10)『ターナー&フーチ』(89)

ダメな警察犬とのバディもの。

『ツァラトゥストラはかく語りき』を使用するシーンは、ある意味で『2001年宇宙の旅』(68)より見事だと思う。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(327)三橋達也』

にっぽん男優列伝(327)三橋達也

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23年11月2日生まれ・2004年5月15日死去、享年80歳。
東京出身。

「―佳子が西に惚れているように、私も西に惚れてます。1年半前に西のやっていたちっぽけな自動車商会から中古スポーツカーを買ったのがきっかけでふたりは友達になったんですが、私は彼がイマドキ珍しい正義感であることを知ってます。一部では足の悪い妹と結婚して立身出世の足掛かりにしているという噂もあるようですが、断じてそんなことはありません。

おい、西。妹を可愛がってやってくれ。俺はこんなだらしない奴だが妹を幸せにするならなんでもする。

妹を不幸せにしたら、貴様殺すぞ!!」

大好きなシーンの大好きな台詞なので、長々と引用してしまいました。

自分が三橋達也(みはし・たつや)さんを知ったのは、黒澤映画からです。

妹の結婚式で型破りな祝辞を述べる『悪い奴ほどよく眠る』(60)と、冷酷な事業家を気どる『天国と地獄』(63)。

どちらも主人公・三船の次に印象に残るキャラクターであり、「この俳優さん、いいなぁ!」と。

てっきり黒澤組のひとかと思っていたら、上の2作にしか出演していません。
ただ当時の名匠・巨匠・鬼才・奇才に好かれていたようで、小林正樹や川島雄三、野村芳太郎、市川崑らに「必ず2度以上」起用されました。

黒澤映画ではクセのある役どころでしたが、基本は二枚目路線。
そこに独特のユーモアも加わって、映画通が一目置く存在となりました。




<経歴>

アート志向が強く、多摩帝國美術學校に入学。
しかし戦時下であったため、ほとんど授業がおこなわれず翌年に中退、新劇グループ新制舞台で舞台美術の職に就く。

しだいに演者の魅力に気づき、44年、劇団たんぽぽに入団。
そのころ召集され、47年に復員する。

翌48年、大泉撮影所に入社。
実質的な映画俳優デビュー作は、51年の『あゝ青春』。

『安宅家の人々』(52)、『慟哭』(52)、『まごころ』(53)、『次男坊』(53)、『新東京行進曲』(53)、『純潔革命』(53)、『青春三羽烏』(53)。

54年、日活に移籍。
同じ移籍組の川島雄三に出会ったことから個性が開花、代表作と呼べるものを量産していきました。

『陽は沈まず』(54)、『愛のお荷物』(55)、『青春怪談』(55)、『こころ』(55)、『ビルマの竪琴』(56)、『火の鳥』(56)、『洲崎パラダイス赤信号』(56)、『わが町』(56)。

58年、出演料の問題で日活と対立、解決することが出来ずに退社し東京映画を経て東宝に。

『女であること』(58)、『グラマ島の誘惑』(59)、
『夜の流れ』(60)、『悪い奴ほどよく眠る』、『ガス人間第一号』(60)、『サラリーマン忠臣蔵』(60)、『暗黒街の弾痕』(61)、『愛と炎と』(61)、『花影』(61)、『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』(62)、『愛のうず潮』(62)。

63年には『天国と地獄』のほかに、
三船が監督に挑戦した『五十万人の遺産』、
そしてスパイアクションの『国際秘密警察』シリーズが始まり、
『指令第8号』(63)、『虎の牙』(64)、『火薬の樽』(64)、『鍵の鍵』(65)、『絶体絶命』(67)の計5本が制作されました。

フランク・シナトラが監督・主演した『勇者のみ』(65)、
『奇巌城の冒険』(66)、『女の中にいる他人』(66)、『新網走番外地』(68)、
日米合作のビッグバジェット『トラ・トラ・トラ!』(70)、
『金田一耕助の冒険』(79)、『連合艦隊』(81)、『鹿鳴館』(86)。

体調不良もあったのでしょうか、しばらく映画界から遠ざかり、スクリーン復帰は2000年代に入ってからでした。

『忘れられぬ人々』(2001)、北野武の『Dolls』(2002)では元気な姿を確認・・・しかし2004年5月15日、急性心筋梗塞により帰らぬひとに。


享年80歳、
遺作は(敢えていいますが)残念なことに『CASSHERN』(2004)でした。

三橋さんは「なんにも」悪くないのですけど、なんとなく「ちょっと、かわいそう」と思った映画小僧なのであります。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(328)三船敏郎』

にっぽん男優列伝(328)三船敏郎

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20年4月1日生まれ・97年12月24日死去、享年77歳。
中国・山東省青島市生まれ。

公式サイト

あくまでも私見ですが、日本映画の黄金期、演技力とはちがうところで勝負し、結果的にそれで一時代を築いた俳優がふたり存在しました。

石原裕次郎と、三船敏郎(みふね・としろう)。

というわけで、いよいよ三船の登場です。
(黒澤・三船に関しては、敢えて敬称略で)

どうしましょう、書きたいこと・書くべきことが多過ぎて、どこから始めていいか分かりません。
まぁでも黒澤信者ですからね自分は、そこに絞って書くべきでしょう。

娘(内縁の妻との子)というだけで三船美佳さえ好きな自分ですが、はっきりいって、達者な演技をするなぁ! と感心したことはありません。
黒澤映画には森雅之や宮口精二のような、真に巧い俳優さんが登場しますから。

じゃあ三船の魅力はなんだったのかというと、あの佇まいだったのではないでしょうか。

ウチの父親は『七人の侍』(54)の菊千代役について、「ただ騒いで、怒鳴っているだけだ」と手厳しいです・・・が、自分も同意見だったりします。

ただ・・・というか、でも・・・というか、あの映画に関しては、それで正解だったような気もして。

自分は時代劇よりも現代劇の黒澤を「より」評価するものですが、『天国と地獄』(63)にしてみても、演技に関していえば、前日取り上げた三橋達也のほうが「はるかに」上手ですもの、だからやっぱり佇まい、表現を変えれば「雰囲気」で勝負した俳優だったと思うのです。




<経歴>

日本の占領下にあった山東省で生を受ける。
父親が写真館を開業したことから、三船自身も幼少の頃よりカメラに興味を抱くようになる。

40年に兵役につき、(航空写真を扱う)司令部偵察機の偵察員に。

終戦後―東宝の撮影助手になるため提出した志願書が「俳優部」に混じってしまったことから、「俳優志望」として面接を受けることになった。(と、されている)

その面接エピソードは映画ファンなら知っていることでしょう、多少「盛っている」気もしますが、このくらいの神話性があったほうが面白いですものねぇ。

「笑ってみてください」
「面白くもないのに笑えません」

あはは!

「態度に問題あり。」とされ、不合格に。

しかし、その場に居た高峰秀子は「ビビビッ!」ときて、黒澤に三船のことを伝えました。

こうしてふたりは出会ったのです。

ジョン・フォードにはジョン・ウェイン。
スコセッシにはデ・ニーロ。

そして黒澤には三船ですものね、高峰グッジョブ!!

映画俳優デビュー作は、47年の『銀嶺の果て』。

翌年、『酔いどれ天使』で黒澤と初タッグを組み、『静かなる決闘』(49)、『野良犬』(49)と立て続けに出演、黒澤映画に「なくてはならない」顔となりました。

それでは、代表作をドドドッと列挙していきましょう。





50年代

50年…『石中先生行状記』『脱獄』『醜聞』『羅生門』
51年…『白痴』『完結 佐々木小次郎 巌流島決闘』
52年…『西鶴一代女』『戦国無頼』『激流』
53年…『抱擁』『太平洋の鷲』
54年…『七人の侍』『宮本武蔵』『潮騒』
55年…『男ありて』『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』『生きものの記録』
56年…『宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島』『暗黒街』『囚人船』
57年…『蜘蛛巣城』『柳生武芸帳』『どん底』
58年…『東京の休日』『無法松の一生』『人生劇場 青春篇』『隠し砦の三悪人』
59年…『暗黒街の顔役』『独立愚連隊』

60年代

60年…『暗黒街の対決』『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』『悪い奴ほどよく眠る』
61年…『大坂城物語』『用心棒』

※『価値ある男』で、外国映画に初出演

62年…『椿三十郎』『どぶろくの辰』
63年…『天国と地獄』

※三船プロダクションを設立。
『五十万人の遺産』で、映画監督に初挑戦する。

65年…『侍』『血と砂』

※『赤ひげ』が、黒澤との最後のタッグとなる

66年…『大菩薩峠』『奇巌城の冒険』『グラン・プリ』
67年…『上意討ち 拝領妻始末』『日本のいちばん長い日』
68年…『黒部の太陽』『連合艦隊司令長官 山本五十六』
69年…『栄光への5000キロ』『赤毛』『新選組』


70年…『座頭市と用心棒』『幕末』『激動の昭和史 軍閥』
71年…『レッド・サン』
76年…『ミッドウェイ』
77年…『人間の証明』
78年…『柳生一族の陰謀』『お吟さま』『赤穂城断絶』
79年…『金田一耕助の冒険』『1941』

※三船プロから大量の離脱者が出る騒ぎが起き、経営難に陥る。
80年代に特筆すべき活躍が見られないのは、そのことによる・・・と断言していいでしょう。


80年…『二百三高地』
81年…『武士道ブレード』
83年…『日本海大海戦 海ゆかば』
84年…『海燕ジョーの奇跡』
87年…『男はつらいよ 知床慕情』『竹取物語』
89年…『千利休 本覺坊遺文』
91年…『兜 KABUTO』


99年12月24日―。
全機能不全により死去、享年77歳。

遺作は熊井啓の『深い河』でした。


自分は「そーとー」な数の映画を鑑賞していると自負する映画小僧ですが、俳優さんでいえば、デ・ニーロと三船の映画だけで「全体の3割」を占めているような気がするのです。

「気がする」っていうだけの話ですよ。

そのくらいのインパクトを、ひとりの映画小僧に与えたと。

月並みな表現で恐縮ですが、やっぱり、すんごいひとだったと思います。

海の向こうのコメディアンの、芸風にまで影響を与えているし。

ぜんぜん似てないけどね!!笑





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明日のコラムは・・・

『ふきかえる』

ふきかえる

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自分の世代までの映画ファン、、、ではないな、おそらく30代以上の映画ファンにとっては、外国映画を字幕スーパーで鑑賞することが正道であり、日本語吹き替えは邪道でしかなかった。

日本語吹き替えで映画に触れるのは「ある程度の覚悟」が必要であり、
たとえばその作品が2度目の鑑賞であるとか、テレビ放映のために「仕方がないこと」であるとか、なんらかのイイワケを用意したりするものであった。

だからこそ、かつて「Wユージ=織田裕二×三宅裕司」で吹き替えた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)のフジテレビ放映に批判が殺到し、
ジェニファー・コネリーを喜多嶋舞が吹き替えた『ラビリンス/魔王の迷宮』(86)を観て、自分みたいな映画少年がズッコケたわけだ。

しかし。
シネコンの影響だろうか、吹き替えこそ正道で字幕が邪道、、、という世の中になりつつある―ことを知って、最初は慄いたが、まぁこれも時代の流れか、しょうがないかもな・・・と思うきょうこのごろである。

ためしに知り合いの10~20代の映画ファンに聞いてみたが、みんな映画は吹き替えで観るのが「ふつう」であるという。

字幕と吹き替え、シネコンで両方がかかっていたとすれば、迷うことなく後者を選択するそうだ。


「それが当たり前だと思っているからです」
「字を読むの、嫌いなんですよ」
「漢字が分からなかったりするし」
「映像に集中出来ないことがありますし」


分かるっちゃあ、分かる。

きのう放映された『ゼロ・グラビティ』(2013)なんかは、じつは吹き替えのほうが「体感的には」適しているといわれている。

平衡感覚が狂うような映像設計を意図しているため、字幕スーパーが出てくると演出効果が著しく低下してしまうためだ。


それでも、やっぱり映画ファンなら・・・と若い子を説教したくなるひとも居るらしいが、

成龍=石丸博也とか、クリント・イーストウッド=山田康雄とか、
ほとんど記号化された声優さんが吹き替えを担当するケースのみにおいて「あり。」とするひとは多く、自分もそんなひとりであり、それを若い子に「矛盾しているじゃないですか!」と突っ込まれたら、うまく反論出来ないところはあったりしてね。


各々が好きなように鑑賞すればいい・・・というのは大前提としてあるけれども、

歌うシーンや嗚咽するシーンだけ吹き替えずに「オリジナル音声のまま」流すケースも多々あり、創り手側は大変だとは思うけれども、
そういう細部まできっちり吹き替えてくれるのであれば、作品によっては、初見だとしても吹き替えでもいいかな・・・と考える、古いタイプの映画小僧なのでありました。


※ふきかえるから、連想して




※その替え歌




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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(176)』

初体験 リッジモント・ハイ(176)

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分相応ということばを知らなかったと思われる、真正の気狂いに刺された冨田真由ちゃんが危篤状態を脱し、意識を回復したようで、ほんとうにえがった。

男が「彼女と結婚したかった」と告白したようなので、敢えて「真正の気狂い」と表現しておく。

やっぱりね、10代のうちにとことん傷ついて恥かいて「自分は、こんな感じ」であると叩き込んでおいたほうが本人のためなんだよ。
彼女に固執するよりも幸福であると感じる「なにか」が、彼にもあったはずなのになぁ、、、と本気で思う。


この件に関し、いろんな意見が聞かれる。

AKB握手会での惨劇を持ち出して、イベントのありかたを見直すべきだという提言。
SNS時代における、一般人との交流に関する苦言。

それらの意見は正論なのかもしれないが、自分がいちばんしっくりきたのは、松本人志の「甘い香りで誘っていると、カブトムシもクワガタもくるけど、蛾もくる」ということば。

蛾。
たしかに、そうで。

SNSにかぎった話ではないでしょう。

美空ひばりの一件を例に挙げるひとも居たが、
そのほかにも、たとえば岡田奈々はアイドル時代に自宅を突き止められて監禁され、
田村英里子は何度かファンに襲われ、
そういえば山口智子と唐沢寿明の熱愛が発覚したのは、山口宅に暴漢が侵入し唐沢がそれを助けたから、、、だった。

いつの時代にも蛾は存在するわけで、海の向こうでは、ジョディ・フォスターのストーカーがレーガンを撃った。

犯人のジョン・ヒンクリーは『タクシードライバー』(76)を観てジョディに惚れたらしいが、
スコセッシ映画の受難はそれだけでなく、『レイジング・ブル』(80…トップ画像)でジョー・ペシの妻を演じたテレサ・サルダナもストーカーの被害に遭っている。

10箇所以上をナイフで刺され、生死を彷徨ったのである。
(先日、訃報を聞いた。合掌)

テレサは復帰後、本人役を演じて事件を再現化したドラマにも出演、強いな! って思う。

※そうしてレノンも、そうだった





少し脱線するが。
きのうのYahoo!ニュースに対するコメントが「ちがうよな…」と感じたので、少し紹介したい。

夏フェスの時期が近づいてきたが、痴漢や盗難が続出していることに関する記事において「個人の意見ですが、行かないのが一番」というコメントがあった。

それは、ちがうだろう。

フェスでもなんでもいいが、「行かなきゃいい」とかいうのは、交通事故に遭わないためには「外に出なけりゃいい」というのと同じで、あまりにも乱暴。

海外ジャーナリストが向こうの武装組織に捕まっても「自己責任」みたいな意見をいうひとが居るが、自分は行くことがないからと安全地帯からヤンヤヤンヤいうだけの行為ほど、無駄なことはないと思う。

雑音でしかないので、その程度のことしかいえないのであれば黙っとれと。


なにがいいたいのかっていうと、だから、真正の気狂いに刺された彼女は、そりゃあ無防備であったかもしれないし、警察の失態はあったとは思うが、それを理由に「イベントを見直すべき」というのは、こういう意見が出てくるだろうなとは思ったが、問題の解決にはなりそうにない、、、と。

だって、蛾はいつの時代だって居るのだから。


深刻な話から始めたが、そんなわけで今回の初体験テーマは「生まれて初めての、有名人との交流イベント」でいってみたい。
(コンサート類は除く)

どんな感じなのかは知りたいが、AKBの握手会に行ったことはない。
まぁそこまで好きというわけでもないしね、今後も行くことはないだろう。

また、真正の気狂いが出演していたことで(一部男子が)ざわついている、AV女優とのバスツアーに参加したこともない。
というか、そんな勇気ないよ、カメラの前でイチモツ晒すなんて。


自分が生まれて初めて参加した「有名人との交流イベント」は、高校2年生のころ。

相手は香港の女優、グロリア・イップ。

集英社が主催する「グロリア・イップとの集い」、場所は原宿だった。


つづく。

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(177)』

初体験 リッジモント・ハイ(177)

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有名人と一般人との関わり合いを考察する際に、とっても参考になる映画がひとつ。

スコセッシ×デ・ニーロによる、『キング・オブ・コメディ』(82)。

デ・ニーロ扮するルバートはコメディアン志望の男で、自分には才能はある、ないのは「きっかけ」だけだと考えている。
彼は、そのきっかけを「強引に作ろう」とし、人気コメディアンのジェリー・ラングフォードに「つきまとい」始める。



典型的なストーカーだが、彼が厄介なのは、自分にはコメディアンとしての才能があると信じ込んでいるところだろう。

自作でふたりの女優がストーカー被害に遭い、さらに自身も「あの映画の主人公は僕そのものだ。なぜ、僕のことが分かった?」と、つきまとわれた経験を持つスコセッシらしい、ひじょうに歪んだブラック・コメディだった。


さて。
有名人と一般人の交流イベントの話。

自分が大好きな有吉弘行も、猿岩石時代にファンとのバスツアーを経験しているらしい。

大ブレイク直後こそ応募者殺到だったが、ブームが去ると、参加者は10人前後に激減したという。

自由時間には「有吉と会話が出来る」という特典があったが、少数の参加者は前年と同じメンバーであり、正直いって「会話は飽きている」、だから「あのー、自由時間は、ふつうにショッピングとかしたいので、その特典は遠慮します」と申し出されることもあったという笑、
ではなぜ参加したのか? と問いたくもなるが、有吉はそういう経験を繰り返すことによって、自身の人気急落を実感したそうである。

で、自分の話。

高校生のころ、母国・香港では無名であったのに、日本でのみ人気に火がついた女優さんが居た。

グロリア・イップ(トップ画像)は日本の若い映画ファンに愛され、CDデビューを果たした。
その現象に驚いた成龍ジャッキーが、自作のヒロインに起用(=89年の『奇蹟』)したほどである。

彼女とのファン交流が企画されたのは、ちょうどそのころだったと記憶する。

「クリスマス、グロリア・イップとファンとの集いin原宿」

『ロードショー』を発行する集英社の企画で、愛読者だった自分は「なんとなく」応募した。

群馬のイナカッペである、いちどだけハルク・ホーガンの「一番Tシャツ」を購入するために父親に連れて行ってもらったことはあるが、原宿なんて、ひとりで行けっこ(?)ない。

だから当選したときは、やったぁ!! ではなく、どうしよう・・・と思ったものである。

まず、着ていく服がない。

それに、彼女と話すことが出来たとして、広東語を覚えればいいのか英語なのか、あるいは日本語のままで大丈夫なのか・・・などと、要らん心配までする始末。

そーとー焦った。
こんなに焦ったのは、30分後に童貞を卒業出来ると知った、あのとき以来である。
(ここいらへんは、べつの機会に語りましょう笑)

イベントまで、あと3週間。
少しだけダイエットし、バイト代を注ぎ込んで服を買い、グロリアへのプレゼントを選んだ。
たぶんカチューシャだったような気がする・・・おぉ、ここいらへんの感覚は、あの子を刺してしまった気狂いと似ているが、彼とのちがいは、分不相応であることを「きっちり」理解していたことだろう、
自慰のおかずとしてグロリアを拝借? していた事実はあるが、グロリアと自分が話すことが出来ると想像しただけで、禁固何カ月か喰らうのではないか、、、そんな風に思っていたのである。

少し大袈裟か。

ともあれ。

準備にパワーを使い過ぎ、さらに緊張もあって、当日のことはよく覚えていない。

とりあえずいえることは、スクリーン上で拝んだグロリアより数倍も可憐であったこと、そうして、よい匂いがしたこと、くらいである。

よい経験ではあったが、心臓に悪い。

有名人と一般人の関わり合いなんて、この程度でいい。
手をつないだり服を脱がせたりするのは、夢のなかだけでいい。

そんな風に思ったのであった―。


おわり。





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明日のコラムは・・・

『お硬いのがお好き』

お硬いのがお好き

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「ゆっるゆる」の生涯だった。

42年間の人生で、硬いウンチを放出したことは数える程度しかない。

いつしか・・・というか、それこそ物心つくガキのころから、
水気を多分に含んでいるものこそが正常であり、少しでも硬いと異常だと認識するようになった。

で、なぜ硬かったんだろうと食べたものを思い出してみる。

すると決まって、外食あるいは出前であったことに気づく。

こう書くと「愛するかーちゃん」に恥をかかせてしまうことになるかもしれないが・・・
「お里が知れる」とは、よくいったもので、つまり、上等な食生活には適していない体質であると。

「ゆっるゆる」は、たしかに「トイレがちかい」、、、訂正、「トイレがちか過ぎる」という難点はあるが、身体に不調があるわけでもない、
むしろ好調、逆に「よいものを食べて硬いものが出る」ほうが精神的にも弱ってしまい、「あす死ぬかもしれない…」などと不安に駆られる下等人種なのだった。


前にも書いたことがあるが、そんな体質ゆえに便秘の悩みとは無縁である。
その代わり、よく漏らす。

40代だけでも、まだ2年しか経っていないにも関わらず、すでに5回ほど「主に路上で」漏らしている。
(だから白っぽいハーフパンツやスパッツは身に着けないのだ。そんな理由かよバカ!!)

残り8年で、あと20回ほどは漏らすことだろう。

そう、すでに諦めている感さえある。

ウンコ漏らすなんてね、恥ずべきことなのに。
それをやった小学生は、まちがいなくいじめの対象となるのに。

しかし歳を取り、そういうことに対する焦りもなくなってきた。

いや、それじゃあいかんとは思うのだが、べつにいじめられないし、(表現に配慮が必要ではあるものの)女子も笑ってくれるし、

「あぁ、このひとはそういうひとなんだ」

と解釈されれば、格好つける必要がなくなるので、開き直るのも悪くないなと思う、きょうこのごろなのであった。


※トップ画像は、「なんらかの」イメージです。

※※完成度という点では『お熱いのがお好き』のほうが優れているが、モンローの魅力という点においては、こっちのほうがいいかな。
ニコール・キッドマンも『ムーラン・ルージュ』で歌っていたが、ゴージャスな女優さんに似合う歌だと思う。




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明日のコラムは・・・

『観たくないものだって、ある。』
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