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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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初体験 リッジモント・ハイ(191)

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きのう敢えて取り上げなかった「年の差恋愛」映画が、61年版と97年版の『ロリータ』。

ヘンタイ小説の古典といっていい、ナボコフの原作も読んだ。
ふたつの映画も、2~3度繰り返し鑑賞した。

61年のキューブリック版は、まぁ彼女の所為だけには出来ないが、肝心のロリータ役(スー・リオン)に魅力を感じることが出来なかった。



97年のエイドリアン・ライン版は、キャスティングの点では合格だった。
ドミニク・スウェインはキュートだし、ジェレミー・アイアンズも本領発揮の「静かなヘンタイ演技」を披露してくれたし。



ただ演出面で疑問に残るところが多々あり、惜しいな、、、という出来だった。
ともあれ映画としては、キューブリック版よりリメイク版のほうが勝っている―と、個人的には思う。


ところで自分の知り合いに、40歳なのに20代後半に見える童顔の女子が居る。
身体も小さい彼女は、この97年版『ロリータ』をとても気に入っていた。

「どこらへんが?」
「・・・あたしも、同じような感じだから」
「・・・ロリータと、・・・同じ?」
「あたしは意識してなかった。でも、周りの男たちが、そういう風に見てきたし、そういう風に接してきたから」
「本意ではなかった?」
「もちろん。ひとりの女として、見られている感じがしなかったし」
「男に幻滅した?」
「そういう時期もあったけど。いまは、なんていうか、いとおしく感じるかも」


いいトシこいたオッサンが、同世代の女子とうまく対峙することが出来ないから、幼い子に手を出す―きのう書いたように、ロリコンの世界は犯罪と結びつき易いため、そんな風に批判されがちだ。

批判の多くは正論だろう。

ただ『ロリータ』の物語に眉をひそめるひとが、ヒット作『レオン』(94)で涙しているのだけは、否!! といっておきたい。

いや、べつに泣くのは自由だけれども。

あれは監督ベッソンが「遠まわし」にいっているように、オッサンと少女の恋愛映画だからね。


・・・と、いろいろヘンタイの物語を擁護してきたが、繰り返しいうように、自分は社会的に許される範囲内のロリコンなんだからね汗汗


さて。
自分が「初めて年上の女性を好きになった」エピソード、、、のつづき。

自分は当時24歳で、ラブホテルの支配人だったIさんは44歳。

皆が嫌がる仕事を率先してやれば、膝枕のご褒美。

サービス残業をすれば、おでこやほっぺにキス。

休日出勤までして、(これをいうと引くひとも居るのだが)脱ぎたてのストッキングをもらったこともあった。


あぁそうだよ。
分かっているさ、たぶん「いいように使われていた」のだろうし、もっといえば遊ばれていたのかもしれない。

それでも、よかった。

Iさんに、完全に惚れていたから。
一瞬であったが、本気で結婚を考えるくらい惚れていた。


敵は多かった。

Iさんは、44歳とはいっても、30代真ん中くらいに見えた。
ヌード写真集を出したころの樋口可南子に似ていて、とっても色っぽい。

だから、アメニティなどを扱う業者からの人気も高かった。

彼らは用が「なかったとしても」ホテルのフロントに訪れ、Iさんとの会話を楽しむほどだったのである。


つづく。





…………………………………………

明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(192)』

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