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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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聴く映画

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きょうは、映画のサウンドトラック「個人的10傑」の巻。

サウンドトラックは映画上映における音楽部分の「すべて」を指すので、テーマ曲や主題歌のベストテンというわけではない、、、ことを注意していただきたい。

つまり映画における、音楽「構成」の優れたものを称える企画。

とはいっても、やっぱり好みが最優先されるわけで。。。

80~90年代が多いのは、そういうことなのでしょう。


(1)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)

作曲はエンニオ・モリコーネ、この映画で流れる音楽のすべてが美しく、当然のことだが、そのすべてが「正解!」なんだ。

(2)『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(80)

作曲はジョン・ウィリアムズ、エピソード4以上に暗黒面が目立っており、サウンドトラックとしてシリーズ中、最も実験色が濃くて好き。




(3)『ダイ・ハード』(88)

効果音も含めて、全体の構成が「第九」になっていることに注目。

鈴の音!!

(4)『トレインスポッティング』(96)

オープニングにイギー・ポップ、エンディングにアンダーワールド。

単に、人気のロックを並べただけじゃない。

(5)『鉄男』(89)

日本代表は、敢えて風変わりなこれを。




作曲は石川忠、これぞサイバーパンク。

(6)『ロッキー4』(85)

当時の中高生がヘビロテしてしまうほど、ノリのいいロックと燃えるインストゥルメンタルが交互に配置されていて見事。

べつにスライが構成したわけじゃないのだろうが、やるなぁ! と感心した記憶あり。

(7)『ツインピークス』(90~)

テレビドラマだが、自分に、多大なる影響を与えているので例外として。



作曲は、アンジェロ・バタラメンティ。

(8)『アマデウス』(84)

各シーンにモーツァルトをかぶせるのではなく、モーツァルトの音楽「ありき」で各シーンを練っていったという。

どこまでほんとうかは分からないが、完璧な創りなので、そんなプロダクションノートがあっても許せる。




(9)『カジノ』(95)

ロック好きのスコセッシの面目躍如。

しかし大事なシーンで、マタイ受難曲や『軽蔑』のテーマを選曲する大胆さ!

(10)『パルプ・フィクション』(94)

サントラがセールスランキングに絡むのは、ディズニー映画とQTの映画くらいなものだろう。

しかし、よく喋る男だ笑




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明日のコラムは・・・

『描く映画』

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