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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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ネガティブ・アクション、映画篇

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現役を退く。
職を辞す。

なにかを辞めるにしても、そりゃあもうさまざまで。

網タイツ稲田さんやキャンギャル蓮舫さんのケースも、印象に残るといえばそうかもしれないが。

自分なんかは、やっぱり、月並みではあるものの・・・

千代の富士の「体力と精神の限界」、

宮崎爺の愛嬌ある「今度こそほんとうに辞める」、

(ちょっと異色だが)筒井康隆の「断筆宣言」の3つが、とくに忘れられない。

3人とも、きっちり? 惜しまれての退場だったわけだから。


バイトにしたって、そうだよ。

出来れば惜しまれて辞めたい、

「寂しくなる」「明日から大変」とかいわれながら。。。


そこできょうは、映画のなかの「広義の意味における退職・解雇・落選」の10傑を展開してみたい。

今までいろんな映画の10傑を企画してきたけど、この主題は、ほかのひとがやってない・・・かな?


ネガティブな展開になりがちなのは、主題が主題なので、それはしょうがないことなのだろう。


(1)『トラフィック』(2000…トップ画像)

「麻薬撲滅」を担当する大統領補佐官の娘が、ドラッグに溺れる。

その現実を前に、彼が取った行動とは。

(2)『ボディ・ダブル』(84)

B級専門の俳優が、作品から降板させられ、おまけに妻に浮気され・・・。




(3)『フィラデルフィア』(93)

HIVというより、ゲイであることを理由に解雇された弁護士、その闘争の記録。

(4)『桐島、部活やめるってよ』(2012)

桐島そのものは登場しないし、やめると明言したわけでもないが。




(5)『ニクソン』(95)

世界で最も有名な辞任会見。

(6)『デーヴ』(93)

替え玉大統領の決着のつけかたとしては、たぶん最良のものだろう。

(7)『トレインスポッティング』(96)

こんな調子で面接を受けちゃうスパッド、君は最高だ。



(8)『キル・ビル Vol.1』(2003)

ヤクザな世界から足を洗い、自分だけ幸福になんかさせないよ。

(9)『ダーティハリー』(71)

刑事のバッジを海に投げ捨てる。



(10)『RONIN』(98)

「口だけ」ショーン・ビーンのハッタリはいとも容易く見破られ、本物のプロから除名処分を受ける。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「は行」女優篇(3)』

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