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変わるひと、変わらないひと

19年度も、あと4ヵ月。

格闘技の世界は大晦日への流れを作らなければいけないし、
プロ野球はまもなくクライマックスシリーズに突入、
ラグビーW杯もひかえ、
アイドル業界では早くもカレンダー戦線がスタート、
吉本事変を受けて今年の『笑ってはいけない』は放送するのだろうか? とか、いろいろ考えてしまうわけだが、

とりあえず今年の映画界も豊作である―ということだけは断言出来る。


というわけできょうは、「現時点における19年度の劇場公開映画10傑」を展開してみたい。

フレッシュな才能も楽しみだけれど、
長いこと映画好きをやっていると、ベテランたちの奮闘のほうを歓迎するようになってくる。

変わるひと、変わらないひと。
それぞれだが、「ぜんぜん変わんないな!」「すげー変わった!」と、どちらにしてもファンを喜ばせ驚かせてくれるのだから、表現者みんなに感謝をしたい。


(1)『魂のゆくえ』

初期スコセッシ作品に携わった脚本家、ポール・シュレイダーの監督作。

このひと、ぜんぜん変わんない!!



(2)『ウィーアーリトルゾンビーズ』

今年最大の収穫。

タイトルに魅かれ、ゾンビ物と思って観にいったひとも多かったようだが。。。

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(3)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

公開中なので、言及は避けます。

(4)『チワワちゃん』

岡崎京子の漫画を、最も「彼女らしい」作品に仕立てたと思う。

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(5)『ROMA/ローマ』

ネット配信型だが、きちんと劇場公開されてうれしい。

キュアロンほど同業者に愛される映画監督もおるまい。

(6)『翔んで埼玉』

上半期のダークホースに。

日本でウケるのは納得だが、イタリアで好評だったのは分からない笑

(7)『ハウスジャックビルド』

トリアーもまた、変わらないひと。

しかしこのひと、イメージとちがってすごく真面目なひとなんじゃないか。



(8)『ブラッククランズマン』

スパイク・リー、完全復活。

史実とはだいぶちがうようだが、映画的に面白ければそれもよし。

(9)『海獣の子供』

今年も活況のアニメーションだが、群を抜いて出来がよかった。

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(10)『クリード 炎の宿敵』

スピンオフとしては、『スターウォーズ』系よりうまくいっているんじゃないか。

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明日のコラムは・・・

『映画が描く映画界』

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