リボーン・・・reborn、いや、re−bornか。
生まれ変わること。
再生すること。
復活すること。
輪廻的なもの―を信じたい気持ちもあるが、身体の・精神の・頭脳の再生のほうが現実的だろう。
自分?
傷心しても、そうだなぁ、酒と煙草とうまいものと、それから女子の脚があれば立ち直れる。
その程度の男ともいえるし、その程度で再生可能な傷しか負ったことがない、、、ともいえる。
まぁ、そこそこに幸福な男なのだろう。
re−bornは物語の一大テーマである。
すべての物語に欠かせぬものとされている。
シナリオ教室でも起承転結の「転」は「主人公の葛藤」などとされていて、「結」とはそれが浄化されること―であるからして、それはつまりre−bornなのだ。
もちろん「それ」が描かれない特殊な物語も、あるにはある。
あるし、そんな特殊な物語からも傑作が生まれる。
生まれるが、それはあくまでも例外と捉えておいたほうがいい。
そのくらいre−bornは大事な要素―そんなわけできょうは、映画のなかで描かれた「印象的なre−born、10パターン」を選出してみたい。
(1)『ハスラー2』(86…トップ画像)
ジジイ(ポール・ニューマン)のハスラーが恐れ知らずの若造ハスラー(トム・クルーズ)に触発され、再生するまでの物語。
ジジイが「俺は戻った!」といってのける、エンディングの爽快感といったら!!
(2)『ロボコップ』(87)
身体を「再起不能」にされた刑事は、「勝手に」ロボットデカにされる。
命拾いはしたものの「されまくり、な人生」からくる怨念のでかさはすごい。
彼に「こころ」が残っていたことから起こる、哀しみのアクション映画。
(3)『用心棒』(61)
ジャイアント馬場みたいな大男から拷問を受け、瀕死状態となる三十郎。
そのまま町から去っていけば痛い思いはしないであろうに、ヒーローは逃げることを知らないのだ。
(4)『カリートの道』(93)
長い刑期を終え、伝説的なギャング・カリートは生まれ変わった。
バハマでレンタカー屋を営むという夢を叶えるため、せっせと働くカリートであったが・・・。
現実問題として、re−bornって難しい。
難しいからこそ、ドラマになるのだろう。
(5)『アウトレイジ ビヨンド』(2012)
「へへぇ、模範囚が刺されるのかコノヤロウ!」
前作で「死んだ」とされていた主人公が、文字通り生き返っちゃった。
武の映画なら、それもあり。おおいに、あり。
(6)『デッドゾーン』(83)
交通事故に遭って長い眠りから覚めたら、超能力者になっていた―。
ロボットデカもそうだが、そのまま死んだほうがよかったんじゃないか・・・と思わせる、哀しい哀しい物語。
(7)『ターミネーター2』(91)
敵が、味方に。
見た目は一緒だが、与えられた任務はちがう。
というか、見た目が一緒というだけでロボット人格? は別物。
ヒロインがそのことを理解するまでの流れを、映像ならではの勘違いで描いていてユニーク。
(8)『マトリックス』(99)
ネオは、トリニティによる愛情たっぷりのキスで蘇る。
おいおい、キスで復活って!! と突っ込みつつ、なんか安心した笑
(9)『生きる』(52)
癌を宣告された渡辺勘治さん(志村喬)が自暴自棄となり、荒れに荒れ、そうして無我の境地に達していく物語。
昔は黒澤映画で「唯一」好きでない作品だったのに、いまは好き。「そーとー」好き。
大好き!
(10)『2001年宇宙の旅』(68)
スターチャイルドが描かれる結末。
あれをre−bornと捉えていいのかは疑問だが、自分はそう解釈した。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『アナ、より「断然」とーちゃん』
生まれ変わること。
再生すること。
復活すること。
輪廻的なもの―を信じたい気持ちもあるが、身体の・精神の・頭脳の再生のほうが現実的だろう。
自分?
傷心しても、そうだなぁ、酒と煙草とうまいものと、それから女子の脚があれば立ち直れる。
その程度の男ともいえるし、その程度で再生可能な傷しか負ったことがない、、、ともいえる。
まぁ、そこそこに幸福な男なのだろう。
re−bornは物語の一大テーマである。
すべての物語に欠かせぬものとされている。
シナリオ教室でも起承転結の「転」は「主人公の葛藤」などとされていて、「結」とはそれが浄化されること―であるからして、それはつまりre−bornなのだ。
もちろん「それ」が描かれない特殊な物語も、あるにはある。
あるし、そんな特殊な物語からも傑作が生まれる。
生まれるが、それはあくまでも例外と捉えておいたほうがいい。
そのくらいre−bornは大事な要素―そんなわけできょうは、映画のなかで描かれた「印象的なre−born、10パターン」を選出してみたい。
(1)『ハスラー2』(86…トップ画像)
ジジイ(ポール・ニューマン)のハスラーが恐れ知らずの若造ハスラー(トム・クルーズ)に触発され、再生するまでの物語。
ジジイが「俺は戻った!」といってのける、エンディングの爽快感といったら!!
(2)『ロボコップ』(87)
身体を「再起不能」にされた刑事は、「勝手に」ロボットデカにされる。
命拾いはしたものの「されまくり、な人生」からくる怨念のでかさはすごい。
彼に「こころ」が残っていたことから起こる、哀しみのアクション映画。
(3)『用心棒』(61)
ジャイアント馬場みたいな大男から拷問を受け、瀕死状態となる三十郎。
そのまま町から去っていけば痛い思いはしないであろうに、ヒーローは逃げることを知らないのだ。
(4)『カリートの道』(93)
長い刑期を終え、伝説的なギャング・カリートは生まれ変わった。
バハマでレンタカー屋を営むという夢を叶えるため、せっせと働くカリートであったが・・・。
現実問題として、re−bornって難しい。
難しいからこそ、ドラマになるのだろう。
(5)『アウトレイジ ビヨンド』(2012)
「へへぇ、模範囚が刺されるのかコノヤロウ!」
前作で「死んだ」とされていた主人公が、文字通り生き返っちゃった。
武の映画なら、それもあり。おおいに、あり。
(6)『デッドゾーン』(83)
交通事故に遭って長い眠りから覚めたら、超能力者になっていた―。
ロボットデカもそうだが、そのまま死んだほうがよかったんじゃないか・・・と思わせる、哀しい哀しい物語。
(7)『ターミネーター2』(91)
敵が、味方に。
見た目は一緒だが、与えられた任務はちがう。
というか、見た目が一緒というだけでロボット人格? は別物。
ヒロインがそのことを理解するまでの流れを、映像ならではの勘違いで描いていてユニーク。
(8)『マトリックス』(99)
ネオは、トリニティによる愛情たっぷりのキスで蘇る。
おいおい、キスで復活って!! と突っ込みつつ、なんか安心した笑
(9)『生きる』(52)
癌を宣告された渡辺勘治さん(志村喬)が自暴自棄となり、荒れに荒れ、そうして無我の境地に達していく物語。
昔は黒澤映画で「唯一」好きでない作品だったのに、いまは好き。「そーとー」好き。
大好き!
(10)『2001年宇宙の旅』(68)
スターチャイルドが描かれる結末。
あれをre−bornと捉えていいのかは疑問だが、自分はそう解釈した。
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明日のコラムは・・・
『アナ、より「断然」とーちゃん』