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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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シネマしりとり「薀蓄篇」(401)

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アアダコウダアレヤコレヤと蘊蓄なのか単なる与太話なのか分からんことを語りつづけて、400回突破。
今年最後のしりとりは、映画好きらしく…

ぺん「ぎん」→「ぎん」まく

で、いってみようじゃないの。


とはいえ銀幕が映画用語であることを知るのも、自分の世代で最後かもしれない。

英語でいえば「silver screen」、これは反射効率を高くするためスクリーンにアルミなどの粉末を油性塗料に混ぜて塗布したことからそう名づけられていて、
デジタルが主流となった現代では、そもそも映画は「反射させて」流すものではなくなっているわけで。


でも、よいことばの響きだなぁ、
漢字そのものも素敵だなぁと思うのよ、銀幕って。

非現実が、そこにあるみたいな。

現実を突きつけてくるタイプの映画が大好物な自分だって、ガキのころからそうだったわけじゃないし、
いまだって、たまには映画に夢やロマンを求めたりもするし。


映画に対する夢やロマン。
あるいは、それを耳にする・目にするだけでテンションが上がることばとは。


自分よりずっと上の世代が銀幕とか「総天然色」だったとするならば・・・

自分より少し上の世代は、「シネラマ」だったりするのかな。

ちがうか(^^;)

70mmのフィルムとか?
(通常は35mm)


自分の世代は、SFXとかTHXとか、


その少し下になると、IMAXとかドルビーとかね。



いずれにしても。
映画はテクノロジーと切り離せない関係性にあることが分かる。

そう、映画は文学や演劇や絵画とはちがって、機械を通する表現なのです。

現実の影響をモロに受けるのはそのためで、テクノロジーが進化する度に上映形態が変わっていくのは「当然」のこと、

サイレントからトーキーへ、
モノクロームからカラーへ、
そして現在は何回目かの大きな変革期―フィルムからデジタルへ―にあたると。

「これは映画じゃない」といってしまうのも分かる気がするけれど、もっともっと広い視野が必要なのかもしれないよ、映画ファンは。

自戒の意味もこめていってますよ、もちろん!!





来年初めのしりとりは・・・
まぁ、そのときになって考えましょう(^^;)

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『煽りとSNS』

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