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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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階段VSエレベーター:前篇

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多少の「やせがまん」はあるが・・・
酷暑の日でも雨の日でも台風の日でも雪の日でも、チャリの運転そのものはたいして苦とは思わない。

繰り返す、多少の「やせがまん」はあるんだよ。


毎日の、苦―それは、運転を終えたあとに訪れる。

そこそこ質のいいチャリに乗っているため、自転車駐車場には置きたくない。
だから一台はベランダ、もう一台は玄関前に置いている。
つまりエレベーターなしの団地5階まで、チャリを運ばなければならない。

長距離移動を終えたばかりの火照った身体には、これが堪えるのだった。

アルミフレームだから、ママチャリに比べたら軽いけど。
それにこれは、有酸素運動である。
身体にはいいにちがいない。
だから苦しくても、身体にいいんだから! このあとビール呑めるんだから!! 思いっきり自慰出来るんだから!!! と自分を励まして懸命に上るのだ。


ところで階段もエレベーターも、使いようによっては映画に絶大な効果をもたらす。
2日にわたって、そんな「技あり!」の映画を選出してみよう。

今宵は、階段篇。

映画と階段―その筆頭は、なんといってもオデッサのシーンで有名な『戦艦ポチョムキン』(25)だろう。
クラシック過ぎると思うので、これだけは除外しておきたい。


(1)『ミラーズ・クロッシング』(90)

ギャングのボスを狙うふたりの殺し屋が、マシンガンを持ちながらゆっくりと階段を上がる。

コーエン兄弟らしい移動撮影によって、とても印象に残るシーンとなっている。

(2)『エクソシスト』(73)

神父がダイブする、あの「いわくつき」の階段。

(3)『蒲田行進曲』(82)

銀ちゃん! のためなら、格好よく階段落ちをキメるぜ!!

関係ないが自分にとって、「初」松坂慶子の作品。
じつをいうと、あんまり魅力的だとは思えなかったのだ。

(4)『アンタッチャブル』(87)

エイゼンシュタインに敬意を表して。

この映像設計は、「やっぱり」すごいと思う。




(5)『逃亡者』(93)

追われるものと、追うものと。

(6)『ロッキー2』(76)

このシーン、第一作目だと思っているひとが多いけど、ちがうよ。




(7)『その男、凶暴につき』(89)

妹と寝た男を、刑事のたけしが蹴り落とす。

(8)『風と共に去りぬ』(39)

転落して流産してしまう展開、ショックだった。

(9)『めまい』(58)

いわゆる「めまい」ショットで捉える、らせん階段。

(10)『フレンチ・コネクション』(71)

犯人を追いつめて、下から銃撃。
象徴的なシーンだから、そのままポスターにもなった。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

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明日のコラムは・・・

『階段VSエレベーター:後篇』

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