27年2月20日生まれ・2022年1月6日死去、享年94歳。
アメリカ出身。
ポワチエさんが居なかったら・・・
軽口叩くエディ・マーフィーも、メンターのようなキャラクターで主人公を支えまくるモーガン・フリーマンも、善人顔してじつは殺し屋というデンゼル・ワシントンのようなキャラクターも、
もっともっと登場は遅かったにちがいない。
もちろん、スパイク・リーの出現もね!!
彼らに比べるとポワチエが演じてきたキャラクターは「一面的に過ぎる」「白人が抱く理想の黒人像」だとかいわれるけれど、段階を踏んで今があるのです。
ポワチエ自身も、役目が終わったことをブラックスプロイテーションの流行で思い知ったことでしょう。
その証拠に、それ以降の活躍はめっきり減ったわけですから。
※「私ひとりで取ったなんて思っていない。これまで努力した何百人もの黒人映画人の努力が実ったものでしょう」…そうか、64年でも放送そのものはモノクロームだったのか!!
<経歴>
2度目の結婚相手は、俳優ジョアンナ・シムカス。
年齢を詐称して米軍に入隊したため、生年月日に諸説あり。
映画俳優デビュー作もじつははっきりとしておらず、45年あたりに端役でデビューした説が有力。
当時の黒人俳優ですから、街のチンピラだとかが多かったのだと思います。
俳優として初めて注目されたのは、『暴力教室』(55)の生徒役。
『黒い牙』(57)、『南部の反逆者』(57)、『手錠のままの脱獄』(58)などで着実にキャリアを築き、63年の『野のユリ』でオスカー主演賞に輝く。
東ドイツからの亡命者(ポワチエ)と修道女たちの関係を描いた佳作。
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黒人初の主演演技賞受賞―この快挙により役が大幅に広がり・・・
『偉大な生涯の物語』(65)、
学園モノの教科書的作品『いつも心に太陽を』(67)や、
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『招かれざる客』(67)、
オスカー作品賞を取った『夜の大捜査線』(67)など、
とくに67年は当たり年となりました。
批評・興行の双方で成功を収めたこの刑事ドラマは続編『続・夜の大捜査線』(70)、完結編『夜の大捜査線/霧のストレンジャー』(71)も制作され批評はともかく(^^;)スマッシュヒットを記録しています。
しかし。
前述したように70年代に入るとブラックスプロイテーションのブームが始まり、
これはつまり、黒人による・黒人のための娯楽映画であって、あくまでも白人主導による黒人映画に出演していたポワチエの影は薄くなっていくのでした…。
80年代後半より「重鎮?」として再びメジャー作品に顔を出すようになり、
サスペンス『影なき男』(88)、リヴァー・フェニックスと共演した『リトル・ニキータ』(88)、
ハイテク集団の活躍を描く『スニーカーズ』(92)、
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『ジャッカル』(97)などで健在ぶりをアピール。
2022年1月6日―自宅にて死去、享年94歳。
晩年はテレビ映画への出演が多かったようですね、映画史を辿るうえで外すことの出来ないひとりだったと思います^^
次回の俳優列伝は、ジム・キャリーさんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『レゴ万能説^^』
アメリカ出身。
ポワチエさんが居なかったら・・・
軽口叩くエディ・マーフィーも、メンターのようなキャラクターで主人公を支えまくるモーガン・フリーマンも、善人顔してじつは殺し屋というデンゼル・ワシントンのようなキャラクターも、
もっともっと登場は遅かったにちがいない。
もちろん、スパイク・リーの出現もね!!
彼らに比べるとポワチエが演じてきたキャラクターは「一面的に過ぎる」「白人が抱く理想の黒人像」だとかいわれるけれど、段階を踏んで今があるのです。
ポワチエ自身も、役目が終わったことをブラックスプロイテーションの流行で思い知ったことでしょう。
その証拠に、それ以降の活躍はめっきり減ったわけですから。
※「私ひとりで取ったなんて思っていない。これまで努力した何百人もの黒人映画人の努力が実ったものでしょう」…そうか、64年でも放送そのものはモノクロームだったのか!!
<経歴>
2度目の結婚相手は、俳優ジョアンナ・シムカス。
年齢を詐称して米軍に入隊したため、生年月日に諸説あり。
映画俳優デビュー作もじつははっきりとしておらず、45年あたりに端役でデビューした説が有力。
当時の黒人俳優ですから、街のチンピラだとかが多かったのだと思います。
俳優として初めて注目されたのは、『暴力教室』(55)の生徒役。
『黒い牙』(57)、『南部の反逆者』(57)、『手錠のままの脱獄』(58)などで着実にキャリアを築き、63年の『野のユリ』でオスカー主演賞に輝く。
東ドイツからの亡命者(ポワチエ)と修道女たちの関係を描いた佳作。

黒人初の主演演技賞受賞―この快挙により役が大幅に広がり・・・
『偉大な生涯の物語』(65)、
学園モノの教科書的作品『いつも心に太陽を』(67)や、

『招かれざる客』(67)、
オスカー作品賞を取った『夜の大捜査線』(67)など、
とくに67年は当たり年となりました。
批評・興行の双方で成功を収めたこの刑事ドラマは続編『続・夜の大捜査線』(70)、完結編『夜の大捜査線/霧のストレンジャー』(71)も制作され批評はともかく(^^;)スマッシュヒットを記録しています。
しかし。
前述したように70年代に入るとブラックスプロイテーションのブームが始まり、
これはつまり、黒人による・黒人のための娯楽映画であって、あくまでも白人主導による黒人映画に出演していたポワチエの影は薄くなっていくのでした…。
80年代後半より「重鎮?」として再びメジャー作品に顔を出すようになり、
サスペンス『影なき男』(88)、リヴァー・フェニックスと共演した『リトル・ニキータ』(88)、
ハイテク集団の活躍を描く『スニーカーズ』(92)、

『ジャッカル』(97)などで健在ぶりをアピール。
2022年1月6日―自宅にて死去、享年94歳。
晩年はテレビ映画への出演が多かったようですね、映画史を辿るうえで外すことの出来ないひとりだったと思います^^
次回の俳優列伝は、ジム・キャリーさんから。
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明日のコラムは・・・
『レゴ万能説^^』