にっぽん男優列伝(267)西田敏行
47年11月4日生まれ、67歳。 福島出身。 公式サイト こちら映画のキャリアを中心に展開する俳優紹介ですが、自分にとって西田敏行(にしだ・としゆき)さんといえば、日本テレビのドラマ『池中玄太80キロ』(80~81)です。 『釣りバカ日誌』シリーズ(88~2009)を「面白がれない」タイプの人間―というのもありますが、...
View Article勝手にオスカー授賞式 その壱
日本時間の月曜昼が米オスカー授賞式なので、きょう・あす・あさってと特別編成で展開していきたい。 きょう・あすは、「自分がアカデミー協会員だとしたら、古今東西の映画でなにに投票するのか」という、夢があり過ぎる企画を。 題して、「勝手にオスカー授賞式」。 ふだん作品の完成度やテーマ性、俳優などの視点から10傑を展開しているが、技術部門に目を向けてみようってことで。...
View Article勝手にオスカー授賞式 その弐
古今東西の映画を対象とする「勝手にオスカー授賞式」、第二夜は【編集賞】【脚本賞】【脚色賞】【衣装デザイン賞】の4部門。 ちなみにこの原稿をアップしたら、少しだけ睡眠を取って、朝からWOWOWのオスカー生中継を観る予定。 もういちど書いておきます。 ジュリアン・ムーアだけは、こんどこそオスカーに輝いてほしい!! では、いってみよう。 ※「勝手に」受賞作には、☆印がついている...
View Article幸福な疲労感
いつだったか忘れたが、米オスカー授賞式の司会をやった俳優が、 「絢爛豪華な2時間を、4時間かけて放送します」 と、いったことがある。 会場は爆笑に包まれたが、たしかに授賞式は長いことで有名。 きのう放送された「第87回アカデミー賞授賞式」も例年どおりに長く、WOWOWの中継は5時間にも及んだ。 堂々4時間の映画もあることはあるが、なぜかそれよりも疲れる。...
View Articleクリソツキャラを探せ
あまり「ヒト」に似ているといわれたことがない。 いちばんよくいわれるのが、『セサミ・ストリート』に出てくるバートくん。 ねぇ、ヒトじゃないでしょ?笑 しかし去年だったか、立て続けに「ふたりのヒト」に似ているといわれた。 少し前の真木蔵人、 それから、ヴィン・ディーゼル。 坊主ってだけじゃねぇか!! ・・・・・。 いや、きょうはそういう外面の話ではない。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(116)
10年以上前のことである―。 父親が再婚することになって、どういう流れかは分からないが、自分は義母となるMさんに手紙を送った。 なんとなくしか覚えていないが・・・ 牧野家へようこそ! 大歓迎です、クソがつくしょーもない男ですが、ほんとうの息子だと思って接してください・・・とかなんとか、そんなことを書いたのだと思う。 Mさん、それを読んで号泣したのだそうだ。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(117)
♪ 泣きなさい 笑いなさい ♪ と歌うのは、『花』。 ♪ ぜんぜん泣けなくて 苦しいのは誰ですか ぜんぜん今なら 泣いてもいいんだよ ♪ と歌うのは、『泣いてもいいんだよ』。 どっちも、よい曲である。 あるし、歌詞としてならなんとも思わないが、これが物語の世界となると、感動の押し売りというか感情の強制というか、それに気づいた途端に冷めてしまい、泣くことが出来なくなる。...
View Article罰ゲームでもレリゴーなんて歌えない
某日―。 随分前のバイト先メンバーと呑み会。 総勢20人。 ひとのこといえないが、みんな老けたし肥えた。 先日、同級生が病死したことが堪えていたので、でも生きているだけでいいよね♪ なんて、柄にもなく感慨深くなる。 1次会・居酒屋、2次会・居酒屋、3次会・スナック、4次会・カラオケ、、、ってな具合に、気づいたら朝だった。 呑めないヤツも最後まで付き合ってくれた。...
View Articleボツをスギのせいにしてはいけない + 2月コラムの目次
「どうしたの? ここ数日、振るわないねぇ」 「すんません、花粉で集中力が落ちているのかも」 「ん~、まぁ鼻が赤いから、それも分かるけど。頼むよ、いつものリズミカルな文章で」 「はい!」 先週あたりから、原稿がボツになる確率がひじょうに高くなっている。 たいして実力もないヤツが、不調の原因を「自分以外」に求めるのは寒いこと。 とっても、寒い。...
View ArticleSEMATARY
4月の下旬―ゴールデンウィークに入る前の週に、ちょっくら帰省する予定。 前回の帰省が2年前だから、つまり2年ぶりの墓参りとなる。 他者である漱石や黒澤、オオシマの墓前には「年に数回」立っているというのにねぇ、肉親の墓参りが「それ以下」というのもアレだよなぁ、ごめんよ、かーちゃん!!...
View Articleこのひとの伝記映画を観たい
小学生のころ、父親が買ってくれた「子どものための伝記物語」が好きで、繰り返し読んでいた。 エジソンやキュリー夫人、ベートーベンなどなど。 二重苦・三重苦をものともしない偉人たちの生涯に光を当て、道徳的な効果を狙うという点で、まさに子ども向けだったと思う。 自分が20歳のころだったか、批評家の福田和也が雑誌『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)で、『ろくでなしの詩』という連載を始めた。...
View Articleこの原作を映画化してほしい
前日の流れを汲んで、きょうは「この小説・漫画の映画版を観たい」でいってみよう。 関係者の事故死という不幸が起こったものの、スコセッシ×遠藤周作による『沈黙』の撮影は順調におこなわれているようだ。 先日開催されたオスカー授賞式にスコセッシが居なかったのは、そのためだと思われる。(ロケーションは台湾だからね) あぁ楽しみだ。 朝起きたら公開日になっていてくれないかな、そんな風に思う。...
View Article水を飲む
純粋に水を飲むということが、ほんとうに少ない。 ・起きると、まずブラックコーヒーを1杯。 ・原稿を創りながら飲むのは、やっぱりブラックコーヒーか、アルコール弱めの酒。 ・朝、昼兼用の飯。ここで飲むのはオフの日であればビール、そうでない日はトマトジュース。 ・オフの日は、ここから寝るまで飽きもせず酒。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(111)
いん「らん」→「らん」うぇい(ランウェイ) スポーツブランドくらいしか詳しくないのに、ファンションショーを取材することがある。 大抵は欠員が出た場合の代理だが、 「現在のロリっぽい」益若つばさ(トップ画像)が好きなので、彼女が出ると分かった時点で挙手したりすることもあり、 けれども、いざ参加するとなるとブランドの世界について勉強する必要があり、ほとんど一夜漬けで取材に臨むこともしばしばなのだった。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(112)
らんうぇ「い」→「い」んもらる(インモラル) モラル(moral)とは、道徳や倫理のこと。 ふざけたことばかり書いている自分には、縁のないことば―のような気がするけれど、秩序の保たれた世の中というものは、つまり、最低限のモラルが成り立っている状態を指していて、...
View Article映画悪口大会
映画やAVのレビューをシコシコ書いて小銭をもらって生活しているわけだが、 ホンがどうだとか編集がどうだとかと、いつも難しいことを考えているわけじゃない。 映画を好き嫌いだけで評価することだってあり、まぁそういう評しかたは創り手に失礼だとは思うものの、自分の嗜好に合わないものはしょうがない。 ただ思うのは、嫌いな映画と駄作はイコールではない、、、ということ。...
View Article(どんな内容でもいいから)すごい男といわれてみたいものだ
ここ数週間の出来事を、日記調で展開してみる。 某日―。 長距離用、短距離用、買い物用、雨用と使い分けていた4台の愛車のうち、短距離用のチャリを友人の女子(美人)に譲ることになって、納車(とは、いわないか)する前の最終メンテナンスを、雨のなか5時間をかけておこなう。...
View Articleにっぽん男優列伝(268)西村雅彦
60年12月12日生まれ、現在54歳。 富山出身。 公式ブログ 98年ごろのこと、だったと思います。 松竹のスタジオで、『黒い家』(99)撮影中の西村雅彦(にしむら・まさひこ)さんと大竹しのぶを見かけました。 大竹しのぶは想像していた以上に小さく、 逆に、西村さんは想像していた以上に大きかった。 盟友の三谷幸喜も「なんとなく」小さいイメージがありますが、じつは175cmあります。...
View Article『祭の馬』
ツバとザーメンばかりを飛ばす自分のようなバカチンも、きょうという日くらいは、黙って合掌しようと思う。 ひとつ、みんなに観てほしい映画を紹介しておきます。 津波と原発事故に遭う一頭の馬を描いた映画、『祭の馬』。 素晴らしい出来なので、ぜひ!! ………………………………………… 本館『「はったり」で、いこうぜ!!』 ………………………………………… 明日のコラムは・・・...
View Articleにっぽん男優列伝(269)温水洋一
64年6月19日生まれ、50歳。 宮崎出身。 公式プロフィール 自分が日活出身だから、、、というのもありますし、 現在もAVのレビューなどで稼がせてもらっている、、、というのもありますし、 いやいや、そもそもがこの手のジャンルが好きなのだ―というのがあって、 いわゆる「ピンク映画」に関わっている・関わっていた俳優、監督が好きです。 ちなみに気に入りの女優、橋本愛は19歳のフレッシュな若手ですが、...
View Article