非映画監督のちから
17年も4ヶ月が過ぎようとしているが、現時点で判断すると、去年同様、今年も映画界はまあまあな豊作だと思う。 いまのところのワーストは、日本映画の『PとJK』。 監督の廣木隆一は、当てにいくとつまらない映画を創り、ほんとうに創りたいであろう作品のメガホンを持つと面白い映画を創るという、商業/ゲージツを行ったり来たりしているひとである。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(219)
まもなくやってくる黄金週間だが、世間の休日こそ繁忙期となる職業ゆえ、ほぼ休みなく取材の仕事が入っている。 ので、ここ数日は暇を見つけて部屋の掃除を始めた。 いろいろ捨てられないものがあって困るが、それでも10年20年前に比べたら、ものが減ったなぁと感慨深い。 書籍類は半分以下に、 映画のセルDVDも4割減、 CDなんて10枚くらい、そのほとんどがPerfumeなのだった。 こういう感じの・・・...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(220)
志望の高校に入れたお祝いにと、親に買ってもらったのがパイオニア産のコンポ『Private』だった。 CMキャラクターは、当時お色気むんむんだった明菜。...
View Article黄金週間映画企画(1)わらうひと
黄金週間におくる、映画の10傑企画その壱は、ソトヅラのよさは東京で上位を争う? ほどの自分らしく、「笑顔が印象に残る映画」の10傑を展開しよう。 何度もいっているけれど、ソトヅラがよすぎるのも辛いのよ、「よいひと」「やさしいひと」と勘違いされるから。 で、そうでない面を見せたとき、「裏切られた」みたいな反応をされるし。 いやいや!...
View Article黄金週間映画企画(2)おこるひと
黄金週間の特別企画、2日目は「映画のなかで印象に残る、怒り」でいってみたい。 自分は、日常生活であんまり怒るほうではない。 馬鹿なヤツの馬鹿なおこないに触れて「馬鹿だなぁ」とは思うけれど、それは思うだけで、怒っているわけじゃないし。 常に怒っているひと―大島渚やテリー伊藤―は見ているぶんには面白い、でも疲れるんじゃないかって。...
View Article2年半ぶり? の帰省 + 4月コラムの目次
来週、(たぶん)2年半ぶりに帰省する。 黄金週間が終わり、皆が日常生活に帰還したあたりで休みに入ると。 そのほうがゴミゴミしていなくて電車利用もラクだしね。 というわけで、本ページも特別編成。 今週は黄金週間特別企画を展開し、来週は「なんらかの再録」になるので、あしからず。 トップ画像? 部屋の掃除をしていたら、小さいころの写真が出てきたものでね。...
View Article黄金週間映画企画(3)なくひと
黄金週間の特別企画、第3弾は、映画における「印象的な涙」でいってみよう。 成人以降、対人(人前)で泣いたのは「いちどきり」。 かーちゃんが死んでも人前で涙を流すことはなかったのに、電車のなかで泣いた・・・のは、たしか25歳のころだった。 仕事でチョンボを犯し、落ち込んで電車に乗ったら、座席に座って目を瞑っているおばさんが居た。...
View Article黄金週間映画企画(4)たべるひと
黄金週間の特別企画第4弾は、映画における「印象的な食事」でいってみたい。 みんなそうだろうが、食べることは大好きで。 でも基本が馬鹿舌だから、「ある一定の水準」を超えると「ちがい」が分からなくなる。 上と特上、松と竹。 自分が支払う立場だったとすれば、値段が頭にちらつくから「特上、うめー!」と思っているだけ、、、かもしれないし。...
View Article黄金週間映画企画(5)ねむるひと
黄金週間の特別企画第5弾は、映画における「印象的な睡眠や目覚め」でいってみようじゃないか。 トラビスと同様、不眠症気味である。 けれども、これまたトラビスと同様、日常生活に支障をきたすほどではない。 眠れないのであれば、ひとよりも余計に働いて稼ごうじゃないか―そんな発想があったので、ごく最近までダブルワークの身であった。 得する体質のようでいて、実際はどうなんだろうね。...
View Article黄金週間映画企画(6)はしるひと
黄金週間の特別企画、第6弾は「映画における、印象的な走る行為」でいってみる。 チャリダーゆえ、太ももやふくらはぎの筋肉はなかなかだと自負している。 が、だからといって走るのが速いわけじゃない。 短距離・長距離とも、どちらかといえば苦手といえるだろう。 中の下くらい、、、だと予想する。 好き嫌いでいえば、長距離は嫌いじゃないけれども。。。 フルマラソンに挑戦したことはない。...
View Article黄金週間映画企画(7)うつひと
あすで終了の黄金週間特別企画、第7弾は「映画における、印象的な銃(の使いかた)」でいこう。 暴力や戦争という大きな問題は置いておいて・・・ 男の子だもん、そりゃあ銃器が好きですよと。 指でピストルを真似るだけでは満足せず、リモコンやホウキを銃に見立てて「ひとりあそび」するようなガキだった。 初めて米国に行ったときも、最初に向かったのはガンクラブ。 バンバン撃って、ドキドキしたものである。...
View Article黄金週間映画企画(8)うむひと
黄金週間の特別企画、最後は「映画における、印象的な出産・誕生その他」でいこう。 出産に立ち会ったことはないし、当然、出産したこともない、、、というか、性別的に出産は不可能。 この時点で、女性に敵わないなって思うわけですよ。 女性の映画監督が増えてきたとはいえ、8~9割が男であるというのが現状。...
View Articleいってきます(あす、だけど)
えぇ、きょうのコラムはサボリです笑 数日間の帰省のために使用するには、ちょいとでかすぎるスーツケース・・・に取りつけられたキーホルダー、「プッシー」とは、向こうの俗語で「とってもヤバい」意味を持つことば、、、なので、ここでは解説しません。 興味あるひとは、自分で調べてね。 ………………………………………… 明日のコラムは・・・ 『Playback ’70 ~外国映画~』
View ArticlePlayback ’70 ~外国映画~
【帰省中のため、えれー短い文章にしておきます】 『タクシードライバー』 76年、米映画。 監督:マーティン・スコセッシ 脚本:ポール・シュレイダー 撮影:マイケル・チャップマン 音楽:バーナード・ハーマン 出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター、ハーベイ・カイテル、シビル・シェパード 誰が観ても楽しめるはずの映画を、なぜか楽しめないヤツが居る。...
View ArticlePlayback ’70 ~日本映画~
【帰省中のため、えれー短い文章にしておきます】 『愛のコリーダ』 76年、日・仏合作。 監督:大島渚 制作:若松孝二 助監督:崔洋一 出演:藤竜也、松田英子 猟奇性に溢れた阿部定事件も、オオシマの手にかかれば愛の神話に。 こういうことが出来るのが、映画の面白さだと思う。 定と吉蔵の関係を羨ましいと思った観客は、自分だけではないだろうね。 ………………………………………… 明日のコラムは・・・...
View ArticlePlayback ’80 ~外国映画~
【帰省中のため、えれー短い文章にしておきます】 『レイジング・ブル』 80年、米映画。 監督:マーティン・スコセッシ 脚本:ポール・シュレイダー 撮影:マイケル・チャップマン 出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、キャシー・モリアティ ラモッタが肉親でなくてよかった、隣人でなくてよかった、上司でなくて部下でなくてよかった。 なんと不器用で、無様で、みっともない生きかただろうか。...
View ArticlePlayback ’80 ~日本映画~
【帰省中のため、えれー短い文章にしておきます】 『ゆきゆきて、神軍』 87年、疾走プロダクション。 監督:原一男 企画:今村昌平 出演:奥崎謙三 「神軍平等兵」を自称する奥崎謙三の反戦運動に、「最後まで(奥崎を)好きになれなかった」と漏らす原一男が肉迫した傑作ドキュメンタリー。 監督にまで指示を出そうとする「オレサマ奥崎」に触れていると、ドキュメンタリーの定義さえ揺らいでしまう。...
View ArticlePlayback ’90 ~外国映画~
【帰省中のため、えれー短い文章にしておきます】 『グッドフェローズ』 90年、米映画。 監督:マーティン・スコセッシ 脚本:ニコラス・ピレッジ 撮影:ミヒャエル・バルハウス 出演:レイ・リオッタ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ スコセッシが円熟期に到達したことを告げる、映画史的に捉えてもひじょうに重要な大傑作。...
View ArticlePlayback ’90 ~日本映画~
【すでに東京に帰還したけど、きょうまでサボりコラム】 『TOKYO FIST』 95年・日本映画。 監督:塚本晋也 音楽:石川忠 出演:塚本晋也、藤井かほり、塚本耕司 ふたりの男と、ひとりの女の、壮絶な愛の格闘技が始まった―。 (公開時のキャッチコピーより) ボクシングを扱っているが、ボクシングを描くわけじゃない。...
View Article花の名前
帰省中のあれやこれやを、写真多めで振り返ってみる。 (1)「海なし県が誇こる鮨 ~群馬の名店~」と高評価を得る、『鮨 恵三』で寿司を喰う。 『銀のさら』の寿司が最高最強と思っている自分の馬鹿舌には上品で優し過ぎる握りではあったが、たまにはこういうランチもいいなぁと思った。 しかしいちばん驚いたのは、アンジャッシュ渡部ちゃんもプライベートで訪れていたということ。...
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