スポーツに、出し惜しみは要らない ~追悼・山本KID徳郁~
所英男「―戦うストーカー、所英男です。(中略)10年間追いつづけているKIDさん、RIZINで僕と試合をしてください。日本の格闘技界を一緒に盛り上げましょう」 ………………………………………… 「(失神KO負けに対し)…なんか、失神したときは、すげー気持ちよかったです」 ※対ザンビディス戦 「魔裟斗くん、ふたりで試合でもして日本を盛り上げましょう」 「格闘の、神様の、子ども。俺は。だからKID」...
View Articleにっぽん女優列伝(78)片桐はいり
63年1月18日生まれ・55歳。 東京出身。 公式プロフィール 顔面力。 ちょっとしか出てこないのにビッグインパクトを残す、 それでいて映画の雰囲気を壊すことがないという、奇跡の存在感を放つ女優、片桐はいり(かたぎり・はいり)さん。 スコセッシ念願の企画『沈黙 サイレンス』(2016)にもチョイ役で顔を出していて、やっぱり? 場をさらっていました。...
View Articleにっぽん女優列伝(79)片瀬那奈
81年11月7日生まれ・36歳。 東京出身。 公式ブログ モノスゴかっけー片瀬那奈(かたせ・なな)さんを、女優としてあまり認識していませんでした。 ジョージアの女神さんであり、 3代目の「きれいなおねえさん」であり、 ヘビースモーカーであることを隠さない珍しい女性タレントであり、 モデル出身の長身(172cm)、ほぼ同じ身長の中山秀征と日曜の朝に情報番組をやっているひと、、、であると。...
View Articleにっぽん女優列伝(80)かたせ梨乃
57年5月8日生まれ・61歳。 東京出身。 公式プロフィール いわゆるダイナマイトボディ系の女優さんタレントさんに、あまり魅かれません。 これは、自分の父親専門かなぁと。 父親は藤原紀香、米倉涼子、そして、かたせ梨乃(かたせ・りの)さんが大好きでしたから。 梨乃さんがブラウン管に登場するたび、「なしのちゃん~♪」と手を振っていました。...
View Article来世でな
某日―。 団地の自転車駐車場で、近隣に住む友人に頼まれたパンク修理(2台)をシコシコやっていたら、同じ棟に住む奥さんから、 「あのー、出来ればウチの自転車も見てもらいたいんですけど…」という依頼が入った。 珍しいことではないので、 「あぁ、いいですよ、ここまで持ってきてもらえれば」と答える。 「あのー、こういう仕事をされているの?」 「(苦笑)よくいわれるんですけどね、これは趣味です」...
View Article映画監督別10傑(28)アラン・パーカー
~アラン・パーカーのキャリア10傑~ いま、どうしているのかな。 体調が優れないのかな、思うように映画が撮れないのかな、才能あるのにな・・・と心配している映画監督が、ふたり。 偽証罪で収監されて以降、出所後は映画を制作していないジョン・マクティアナン。 『プレデター』(87)に『ダイハード』(88)、『レッド・オクトーバーを追え!』(90)など、アクション映画で手腕を発揮したひと。...
View Article電話の愚
基本「家呑み派」だが、ここのところ「外呑み」が増えた。 まぁ付き合いってやつですね、 参加する呑み会の8割は楽しく過ごせるが、ときに不愉快になることだってあり。 自身のトークのベースに自虐があるから余計にそう思ってしまうのだろう、「俺すげーだろ」みたいなトーク、簡単にいえば武勇伝ばっかり話す男が苦手でね、 聞いていてもそれがどうした? と思うだけで面白くもないし感心することもない。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(263)
け「が」→「が」っでむ 「god」と「damn」が組み合わさって「goddamn」、読みはガッデム。 「damn」とは「罰する」「地獄に落とす」という意味だそうで、 「くそー」「ちきしょう!」を表現するスラングが「goddamn」であると。 でも、ほんとうにスラングなのか。 かつてはそうだったのかもしれないけれど、...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(264)
がっで「む」→「む」きむき ………………………………………… むきむき 筋肉が盛り上がっているさま(『デジタル大辞泉』より) ………………………………………… 語源がはっきりしないらしい。 ただ70年代に生まれた新語のようで、漫画からともコミックソング(=『ムキムキマンのエンゼル体操』)からともいわれている。...
View ArticleDramatic night
もともとがこの数年で最も期待値の高いカードだった―ところに、ひとりの男の死がからんで、ひじょうにドラマチックな展開になってきた。 若過ぎるKIDの死は悲劇だが、これで少しは救われるか。 30日、MMA興行『RIZIN.13』(さいたまスーパーアリーナ)が開催される。 メインカードは、堀口恭司VS那須川天心。 MMAをメインに組む興行、のはずなのに、これはキックボクシング・ルールでおこなわれる。...
View Articleカレンダーで10000円
9月下旬は、もう来年度のカレンダーを決めなくちゃいけない時期だ―ということは、毎年書いている。 付き合いのある店や会社からもらうものだけで済ますひとが多いなか、 アイドル系を3~4種類、金額にして10000円前後もカレンダーに費やすとは、日本経済回しているじゃん自分! なんて。 (トップ画像は、10年くらい前のもの) ※2018年度のもの CYBERJAPAN DANCERS ふともも写真館...
View Article「よき観客」として、行ってきます。
本日、MMA興行『RIZIN.13』(さいたまスーパーアリーナ)が開催される。 メディアも自分も散々煽っているように、格闘技界屈指の好カード「那須川天心VS堀口恭司」が組まれ、おそらくここ10年の興行で最も多くの動員数を記録するだろう。 (視聴率はどうかな、ぎりぎり10%いってくれると、ありがたい) 台風が心配だけどね!! 関東なので、混乱するのは帰りだろうか・・・。...
View ArticleRIZIN短評 + 09月コラムの目次
熱くて、温かだった。 近年屈指の好カードが組まれたのだもの、会場が熱いのは分かるが、温かになったのは意外。 でも、ほんとうに温かだった。 久し振りに満員「ちかく」にまで膨れ上がった「さいたま」は、山本KID徳郁への黙祷で厳粛な空気「ではなく」温かな空気に満ち溢れ、それは山本美憂の試合でもそうで、 さらにいえば、いったいなにを観せられているのか分からない大砂嵐のデビュー戦においてもそうだった。...
View ArticleRetirement
有名人って、芸能人って、つくづく大変だ。 週刊誌報道を受けた小室さんが会見を開き、自身の性的能力についてまで言及しつつ引退を発表する。 先日は安室ちゃんが多くのファンに惜しまれつつ引退。 その少しあとには、よっすぃ~・吉澤ひとみ(トップ画像)が例のアレヤコレヤで引退し、 おとといの『RIZIN.13』では、ミルコ・クロコップが引退を撤回、同じ会場で宮田和幸が大晦日に引退試合をおこなうことを発表。...
View Articleこの歳になって、「みっちゃん」がしっくりくるようになった。
自分の名前は、牧野光永(まきの・みつえい)。 2010年代に入って以降、「みつえい」と打ち込むと、きっちり「光永」と変換されることに感動しているが、 小学3年生くらいまでは「みっちゃん」「みっち」と呼ばれ、それ以降は「まっき~」と呼ばれることが多くなった。...
View Article映画監督別10傑(29)石井隆
~石井隆のキャリア10傑~ 観るひとしか観ないであろう、石井隆の映像世界。 ほんとうはもっと早く、70年代あたりから映画監督をやるはずだった。 その才能は、たしかにあった。 ただ撮影現場の衛生環境があまりにも悪く、若き石井はスタジオで体調を崩してしまう。 映画界全体にとって不運だが、石井には絵の才能もあった。 こうして、劇画家としての石井隆のキャリアがスタートする。 漫画家ではなく、劇画家。...
View Article『<最終回>『初体験 リッジモント・ハイ「再録」(1)』
自分にとっての「初体験あれこれ」を綴るこのシリーズも、今回で終了。 2012年の4月から始めたので、飽きもせずに6年間もつづけていたことになる。 終わりにする理由は、ただひとつ「ネタ切れ」に尽きる。 というわけで最終回は、3日に分けて連載第1回で取り上げたテーマを「再録」することにしよう。 ………………………………………… 新ブログにおける、一発目の新連載。...
View Article<最終回>『初体験 リッジモント・ハイ「再録」(2)』
きのうのつづきで、「おはつ」アルバイトの話。 映画館『清流』で、自分の手により映写した作品をいくつか挙げてみる。 (順不同) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(90)…「PART2」を鑑賞した帰りに「バイト募集」の貼り紙に気づき、そのまま面接をした。 『トータル・リコール』(90…トップ画像) 『フィールド・オブ・ドリームス』(89) 『稲村ジェーン』(90) 『息子』(91)...
View Article<最終回>『初体験 リッジモント・ハイ「再録」(3)』
「おはつ」アルバイトの話、最終回。 「―はい、『清流』です」 受話器から聞こえてくるこの声だけで、支配人・新名さんであることが分かった。 「すいません、『眠る男』の上映時間を知りたいのですけれど」 「申し訳ありません、『眠る男』は既に上映終了しています」 「あ、そうなんですか」 「はい」 「・・・入りは、、、どうでしたか」 「そうですねぇ、“そこそこ”といったところでしょうか」...
View Article<新連載>『拝啓、〇〇様』(1)
ひとつ連載を終えたので、ここで新連載を持ってきてバランスを保つようにしたい。 題して、『拝啓、〇〇様』。 映画にかぎらず、自分が信奉している/ファンをつづけている有名人に手紙を書いてみる、、、みたいな内容。 構成としては、ひとりにつき二夜で展開。 第一夜は「その人物についてのキャリアを我流に紹介」、第二夜が本番で「手紙篇」でいこうかと。 文学なら夏目漱石、川端康成、松尾スズキあたりを。...
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