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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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尖り過ぎて触れないくらいなのがいい!

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もう開幕しちゃったので、アアダコウダは控えるけれども。

映画好きとして注目したいのは、やはり、ここまでの過程に肉迫しているであろう五輪のドキュメンタリー映画。

メガホンを持つのは、カンヌの常連・河瀨直美。
「とっつき難い」という声も聞かれる監督ではあるけれども、最近の作風には変化が見られて「きっちりエンタメ」していたりする。

とはいえ職人さんではなく、「ごりごりの」作家主義であることには変わらない―ことは、誰もが知っているところでしょう。

自分なんかはそのあたりに期待している、すげー尖ったドキュメンタリー映画が出来るんじゃないかと。

しかし聞こえてくるのは不安視する声ばかり。
というのも、最近のインタビューを読むと「政府よりの思考」であることが分かるから。

引くほどのプロパガンダ映画が出来る?

・・・いや、まさかね。

インタビューは額面通りに取らないほうがいいと思うけどね。

撮影し易いように、多少ウソでも吐いているんじゃないだべか。

そうあってほしいし、
これまでの映画キャリアから考えてみても、河瀨さんはそれくらいのことはするでしょう。

してくれないと、困る!!

水を差すとか、そういうんじゃなくってさ。

時間が経過したことによって、見えてくることがあると思うんだ。
よいことも、わるいことも。

おそらく公開は、早くて年内、ひょっとすると来年のカンヌで初披露になる―そのくらい、時間をかけて編集するんじゃないかな。


河瀨監督、信じてますよ。
やっちゃってください、それこそ映像の力を見せつけてやりましょうよ!!



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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑(23)ラズロ・コヴァックス』

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