トイレットペーパーマン
この夏のあれやこれやを、短文の日記形式で―。 某日―。 コミックマーケットの取材で、東京ビッグサイトに行く。 あるサークルさんたちの取材がメイン、でも個人的な楽しみはコスプレをしているひとたちを拝むことで、休憩時間は短かったけど堪能した。 ウチのハニーはコスプレするの好きだけど、自分は専ら見る専門。 42年の人生で、いちどしかやったことないんじゃないかな。...
View Articleにっぽん男優列伝(338)役所広司
56年1月1日生まれ、60歳。 長崎出身。 公式サイト ビートたけしは80年代の日本映画界を指し、「緒方拳だらけ」といいました。 たしかに当たっていますね、それでいうと90年代後半は「役所広司(やくしょ・こうじ)だらけ」となるかもしれません。 自分が最も劇場に足を運んでいた時期だったのですが、ややオーバーにいえば、観に行く日本映画のすべてに役所さんが出ていた、、、ような気さえします。...
View Articleにっぽん男優列伝(339)矢崎滋
47年9月2日生まれ、68歳。 東京出身。 だいぶあとになって知ったことですが・・・ 俳優・矢崎滋(やざき・しげる)さんを知る前に、自分は、矢崎さんのお父さんに「無意識に」触れていました。 矢崎源九郎というひとは、アンデルセンの童話を翻訳していたからです。 驚きましたねぇ。 そんな父親の鋭い言語感覚に畏怖にちかい感覚を抱いた矢崎さんは、父親と同じ世界を志すか迷った時期もあったといいいます。...
View Article黒くなれ! + 8月コラムの目次
チャリダーなので、夏のあいだは、ふつうに日常生活を送っているだけで肌が黒くなる。 ただ今年は、それほど黒くならなかった。 美白? を気にして、日焼け止めを使っているわけでもなく。 チャリ運動をサボって、電車を多用したわけでもなく。 これじゃあチャリダーとしての自尊心が傷つくな、、、と思って、わざわざ日中に肌を最大限に? 露出して散歩などをしてみたが、それでも中途半端にしか日焼けしない。...
View Article勝てる曲
一昨日、プロボクシングのテレビ中継があった。 いつごろからだろう・・・ この日もだったが、ディレイ放送(録画放送)というのも影響しているのだろう、入場シーンをカットすることが多くなった。 ライブ中継でさえ入場シーンを映さず、いきなり試合がスタート! なんてこともある。 試合への期待値が高いほど入場シーンはワクワクドキドキするものだし、また、実況担当の腕の見せ所のはずなのに。 さて。...
View ArticleぬいぐるまーZ
柄ではないことを「きっちり」自覚しているが、それでも自分は、ぬいぐるみが好きだ。 「ある特定の」と、強調しておこうか。 部屋にあるぬいぐるみの総数は20体未満、そのうち8割がキイロイトリ。 自分で買ったものは3体程度、あとは「キイロイトリが好き」と公言しているおかげ? で、贈り物である。 酒 ぬいぐるみ ジッポーライター 自分への贈り物、数の多い順から挙げると、こうなる。...
View Article成龍オスカー記念、超絶アクション10傑
成龍が米オスカー名誉賞を受賞するというニュースを聞いて、 スライ(スタローン)が助演男優賞にノミネートされたときと同じくらい、うれしくなった。 これで成龍は、黒澤やロジャー・コーマンと同等? になったわけで。 いわゆる肉体派は、人気と批評が比例することは稀だからね。 ただ、批評面で評価されてしまうと「肉体派、らしくない」という意見もあり、むしろ反比例であることのほうが理想、、、なのかもしれないが。...
View Articleどうとく
映画監督の松山善三が鬼籍に入った。 享年91歳、 本人の監督作より夫人―故・高峰秀子―のほうが有名だったかもしれないが、『人間の証明』(77)の脚本を担当し、 『典子は、今』(81)を監督した、、、といえばピンとくるひとも多いだろう。 映画界で最も「名は体を表す」ひとだったといっていい、 なにしろ「善」が入っているのだからね、自分なんか名前負けしそうだが、松山善三はそうはならなかった。...
View Article俳優別10傑 海外「ま行」篇(2)
~ミッキー・ロークのキャリア10傑~ 過去にしがみつくひとも居れば、過去を消したいひとも居て。 どちらも人間的で好感を抱くが、ミッキーちゃんはまちがいなく後者でしょう。 もういいじゃない、いまさら猫パンチのことに言及しなくても・・・って思う。 俳優としてだけでなく、ボクサーとしても名声を得られればな―という、欲が出てしまった若気の至りじゃないかって。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(179)
たーみな「る」→「る」いすごせっとじゅにあ(ルイス・ゴセット・Jr) エディ・マーフィー「―アカデミー賞のプレゼンター、最初はオファーを断ったんだよ。そうしたら、甲高い声のプロデューサーに“なぜ?”っていわれて」 「アカデミー協会は黒人を蔑ろにしている」 「そんなことはない、黒人だってオスカーを取っている」...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(180)
るいすごせっとじゅに「あ」→「あ」いす。 某日―。 20数名は居ると思われる取材先に、差し入れとして『ガリガリ君』を買っていったら、そのなかの半数ちかくが「知覚過敏なんで…」という反応を見せたのでズッコケた。 そんなこと、あるんだべか。 暑~~い日だったので、嘘をいっているようにも思えない。 仕方ないから、自分で5個喰ってやったい。 歯がどうこうというより、舌がジンジンしてたまらんかった。...
View Articleいってみたいことば
有吉「いつもメモ帳とかに書いておくんだけどね、いってみたい台詞。『頭、かち割ってやろうか』とか、『俺はいいから、お前ら、先に行け』とか。でもさ、そういう台詞をいう機会って、ぜんぜん訪れないんだよね」 アルコ&ピース平子「まぁそうですよね」 有吉「お前ら、なにかいいたい台詞ある? きょうさ、機会を作って、その台詞をいってみようよ」...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(193)
初めて日記を記したのは、たぶん小学2年生のころ。 日常のアレヤコレヤではなく、ただひたすら、クラスメイト・石川陽子ちゃんへの恋情をしたためた。 それを3年くらいつづけ・・・ 2度目(※1)に日記を記そうと思ったのは、中学2年生のころだ。 このときもまた恋情、、、いや発情の想いを記していたと記憶する。 今度は陽子ちゃんじゃなくって、田口果代子ちゃん。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(194)
きのうからのつづき、ガキのころに綴っていた「映画日記帳」の中身を公開。 トップ画像の文章をよく見ると「衝撃的」という字を間違えているが、まぁそこらへんは勘弁してください、根はバカなので。 まだ群馬に居たころ、つまり「映画を観るか自慰をするか」しか、やることがなかったころは日に何本も鑑賞していたため、感想よりあらすじを記すことに重点を置いていたような構造になっている。...
View Article日付なんか、見ていない
この時期のブログに10年以上同じ内容のことを書きつづけている気がするが、来年度のカレンダーを選ぶ季節がやってきた。 かつて、たしかにアイドルや女優のカレンダーが話題になること―宮沢りえ、田村英里子―があって、アイドルたちの「ほんとうの人気度」を計る貴重なアイテムだったりしたのだが、...
View Articleにっぽん男優列伝(340)柳葉敏郎
61年1月3日生まれ・55歳。 秋田出身。 公式プロフィール ギバちゃんこと柳葉敏郎(やなぎば・としろう)さんといえば・・・ 80年代は「一世風靡セピア」のメンバー、 90年代後半からは『踊る大捜査線』シリーズ(97~、フジテレビ)の室井さん。 なのでしょうけれど、個人的には、『男女7人秋物語』(87、TBS)の「ケンちゃん」のほうが印象に残っています。 渡米先で桃子(大竹しのぶ)が出会った男。...
View Articleにっぽん男優列伝(341)山崎努
36年12月2日生まれ、79歳。 千葉出身。 黒澤に見いだされ、『天国と地獄』(63)で竹内銀次郎を演じて以降、 老いてもなお屈折したキャラクターを演じる山﨑努(やまざき・つとむ)さん、こういうひとが映画を面白くするのだと思います。 自分にとっての黒澤の最高傑作ですからね、銀次郎のラストちかくの台詞なんて、いまでもソラでいえますよ。 権藤「君はなぜ、君と私を憎みあう両極端として考えるんだ」...
View Article「観ない」という選択肢が、ない。
坂上忍「そっちの世界が悪いわけではない…けれど、せっかくよい意味で親の七光りをいただいてデビューしたわけだから、やっぱりちょっと寂しい気はしますよね」 テリー伊藤「AVは悪いことじゃないから、いいんじゃないですか。どういうものか観てみたい。ただ、心の病でそういう選択をしたなら心配。普通の精神状態で行くのならいいけど…」...
View Article俳優別10傑 海外「ま行」篇(3)
~メル・ギブソンのキャリア10傑~ 飲酒運転による逮捕や恋人へのDV騒動、泥酔したときのユダヤ人差別発言・・・などなど、いろいろお騒がせなメル・ギブソンちゃん、現在60歳。 ハチャメチャな私生活でキャリアの危機を迎える―といえば、資産のほとんどを使い果たしてしまったとされるチャーリー・シーンだけど、メルちゃんは「なんとか?」持ち堪えている。...
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個人的に、もう今年はいいと思っている。 後ろ向きではなく、前向きな気持ちで。 今年はもう、充分なんだ。 『ディストラクション・ベイビーズ』『シン・ゴジラ』『怒り』という、今年の日本映画3傑も「ほぼ確定」したし。 3ヶ月をすっ飛ばして、早く2017年が訪れてほしい。 わが神、スコセッシ×遠藤周作の『沈黙』が上陸することが正式にアナウンスされたし、...
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