『沈黙』全力応援コラム、その七
公開まで、あと6日・・・。 本日、スコセッシ来日。 (すでに日本に到着しているのかも) そして明日、ジャパンプレミアが開催される。 あれほど「神様の映画は、初日の初回で観る!」と宣言していたクセに、弱~~いコネを駆使、いろいろ動き回ったがダメだった。 いや、映画は初日で構わないのだが、スコセッシ目当てで潜入したかったんよ。 タランティーノやスピルバーグ、ギャスパー・ノエに塚本晋也。...
View Articleにっぽん男優列伝(354)渡辺哲
50年3月11日生まれ・66歳。 愛知出身。 公式プロフィール 1時間くらい街を歩いていたら、似たようなおじさんを複数見かける、、、みたいな。 俳優としては「まあまあ」個性的、でもじつは「よく居るタイプ」のおじさん―これだけ取ってみても、俳優の世界がいかに「ふつうでない」か、ということが分かりますよね。 銀幕には美男美女が必要不可欠かもしれませんが、それだけではドラマは成り立ちません。...
View Articleにっぽん男優列伝(355)渡部篤郎
68年5月5日生まれ、48歳。 東京都出身。 公式プロフィール スタローンもマドンナもそうですが、スターが売れないころに出演したポルノ映画が脚光を浴びることがあります。 本人にとっては、消したい過去かもしれない。 個人的にも「そういうことだって、あるだろうさ」と思うのですけれど、まるでそれが犯罪であるかのような取り上げかたをする雑誌もあって、無粋だなぁ、、、と。...
View Articleにっぽん男優列伝(356・最終回)渡哲也
~にっぽん男優列伝、最終回~ 41年12月28日生まれ、75歳。 島根出身。 公式プロフィール きょーれつな、違和感。 平仮名で表記してしまうほど、違和感を抱きました。 北野武が監督した『BROTHER』(2001)、渡哲也(わたり・てつや)さんはヤクザの組長を演じています。 まぁどうしたことでしょう。 ヤクザの世界を描いたこの映像空間に、ヤクザが似合うはずの渡さんが「なぜ、しっくりこないのか」。...
View Articleにっぽん男優列伝・特別篇:個人的ベスト男優10人
来月から『にっぽん女優列伝』がスタート、記念すべき第1回目は相武紗季さんを予定。 『男優列伝』同様、たぶん5年くらいを要して完結させると思います笑 きょうは、取り上げた日本の男優356人のなかから、個人的に好きな10人を選出。 このひとたちのことについては「しょっちゅう」言及しているので、オドロキの少ない結果になっているかと。 それにしても。 分かり切ったことだけれども、黒澤組の多いことよ・・・。...
View Article『沈黙』全力応援コラム、その八(最終回)
きょう、初日です。 だから、いつもはヤンヤヤンヤとうるさい自分も、黙っておきます。 皆さん、ぜひ劇場へ!! ………………………………………… 明日のコラムは・・・ 『『沈黙』全力応援レビュー』
View Article沼地で生きる、信仰に生きる ~『沈黙』批評~
「(小松)菜奈ちゃんがいうように、俺もハッピーな映画が大好き。でもこの重い映画が、僕らを導くこともあると思います」 「マーティン・スコセッシも命をかけて戦い、この映画を世界中に届けています。その気持ちを汲んでもらえたら俺も嬉しいし、この映画を通してよりよい明日が来ることを、信じて疑いません」(窪塚洋介) …………………………………………...
View Article腑抜け状態、映画小僧
『沈黙』で完全に燃え尽きたので、きょう・あすのコラムは軽くいきます。 勘弁してくださいね。 きょうは、映画にまつわる話題をふたつほど。 (1)『ツイン・ピークス2017』にも出演する俳優、ミゲル・フェラー(トップ画像)が急死した。 享年61歳、自分と誕生日が3日しかちがわないので、もう少し頑張れば62歳だった。 (ちなみに、ジョージ・クルーニーは従兄にあたる)...
View Article神の映画を、信徒がジャッジ ~スコセッシ映画10傑~
きょうは、最新作『沈黙』も含めた、わが神スコセッシの映画10傑を展開。 前にもやったことがあるけれど、『沈黙』を含めたうえなので、あしからず。。。 ではいくぜ!! (1)『タクシードライバー』(76) 負け犬のあがきに、共感せずにはいられない。 この映画に出会わなかったら、映画小僧と自称することはなかったと思う。 (2)『レイジング・ブル』(80)...
View Article俳優別10傑 海外「あ行」女優篇(2)
~オードリー・ヘプバーンのキャリア10傑~ このブログを長いこと読んでくれているひとには分かってもらえていると思うが、自分は、映画界のスターと呼ばれている俳優さんに「あんまりピンときていない」。 原節子しかり、オードリーしかり。 人気があるのは分かるし、その魅力も理解しているつもり。 もちろん嫌いじゃない。 かといって、好きでもない、、、という感じ。 完璧に過ぎるからかしら。...
View Articleカタギ
松方弘樹の追悼文、、、と見せかけて、きょうは、そうじゃないのだけれども。。。 当時の俳優さん、みんながすごかったのか、 あるいは、いま活躍する俳優さんがダメダメなのか、 いやいや、当時「たまたま」そういうツラの俳優さんが集まってしまった? のか。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(209)
4~5月ごろになるかな、花粉症の症状が治まったあたりで帰省(群馬)する予定を立てている。 たぶん、3年ぶりくらいになるかと。 会社員ではないので連休が取り易い、、、っちゃあ取り易い、でも休みばっかり取っていると信用がなくなり、仕事の依頼も減るというのが恐ろしくて、気づくと、周りの誰よりも休みが少ないっていう状態がつづいていた。 長~い回り道をしてこの業界に辿り着いたものが抱える、独特の悩み?...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(210)
主人公が地元に帰ってきてアレヤコレヤ、、、という映画をいくつか。 ストリップは芸術かワイセツか―という裏テーマをライトコメディとして描いた傑作、高峰秀子の『カルメン故郷に帰る』(51)。 国内初の「総天然色映画」としても有名だが、監督が生真面目な木下惠介なので、ストリッパーを扱っていても「どこまでも」上品。...
View Articleオスカー予想、早刷り版
本年度の米オスカー賞、ノミネーションが発表された。 開催前日に、徹底的に調べた予想を展開するけれど、きょうは「早刷り版」というか、自分の直感だけで決めた予想を展開したい。 『沈黙』は1部門のみノミネートだが、その撮影賞を含めて、今年は『ラ・ラ・ランド』の圧勝だと思う。 先々週に先行で観る機会があり、唸ったもん、数年おきに訪れるミュージカル復権の波の象徴としても相応しく、これがハリウッド!...
View Article俺、ばりばり「ゆとり」ですから
バーの経営者を目指す、なぜこの業界に入ってきたのか分からない新人ライターさんに出会った。 21歳、高身長のイケメン。 フィリピンとのハーフでクリスチャンだというから、とりあえず『沈黙』を観てみれば? と薦める。 軽く物語を解説すると、「拷問とかって…。じゃあグロいんですか」 「スプラッターのようなグロさはないけどね」 「もうその時点でダメですね、『ソウ』とかも最後まで観れなかったですもん」...
View Article「・」の主張
きょうは、外国映画の日本語タイトルについての話。 といっても誤訳や、ピントのずれたセンス最悪のオリジナル邦題を突く、、、といった方向とは少しちがうので、気をつけて? くだされ。 このところ『沈黙』についての投稿ばかりしているが、この映画の正式な日本語タイトルは『沈黙 ―サイレンス―』という。 後半は「あっても、なくても、いい」、...
View Article43歳でも小僧を名乗るよ + 1月コラムの目次
あと3日ほどで43歳になっちまうんだが、身体面ではいろいろガタがきているものの、脳内とちんちんはガキのままで。 (画像は、たぶん21歳のころ) だからこれからも映画「小僧」を自称していくし、それは50代になっても60代になってもつづけていきたい。 「それがつづけられる」ということは、きっと、悪くない世の中だと思うから。...
View Articleperfume
先日も書いたが、仕事でスーツを着用することが多くなって。 ハーフパンツァー? を自称するものにとっては辛い現実だが、仕事なんだからしょうがない。 ハーフパンツスタイルのスーツもあるじゃないって? あるが、それを着こなせる自信はない。 じゃあふつうのスーツを着こなせているのかというと、それも疑問なのだが。。。 まぁいいや。 ハーフパンツァーのころは、制汗剤としてAxeを愛用していた。...
View Articleこんにちは、スギさん
あと2週間も経てば、きっと、花粉症の症状が出始めることだろう。 面白いこと? に、症状は、目覚めたときに「きょうからだ…」と分かる。 吸い込んだ空気が、きのうとはちがうのだ。 自分が反応するのは、スギ花粉のみ。 だから、こんなタイトルにした。 半分は自虐、もう半分は「あきらめ」である。 ん? どちらも、同じような意味か。 つまりは、開き直っているということで。...
View Articleとんだチキン野郎だぜ
月に(最低でも)3回、多いときは5回ほど、ケンタッキーフライドチキンに行く。 でもイートイン、つまり店内で食事をすることは稀で、たぶん2~3回程度しかない。 なぜならいつも、大量に注文するから。 冗談抜きに、5000円紙幣を出して小銭しか戻ってこない。 サブメニューなんか眼中にない、ひたすらチキンを何ピースも頼む。...
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