<年末企画(8)>年代別10傑 日本映画70年代篇
きのうの外国映画篇と同様、濃い~作品が並ぶ70年代の日本映画。 といっても一般的には「斜陽化」と評されていた時期であり、たしかにメジャースタジオが制作した映画は少ない。 その代わり元気なのが、にっかつ、であり、独立系であったと。 (1)『愛のコリーダ』(76) 76年に、なにがあったのかと思う。...
View Article<年末企画(9)>年代別10傑 外国映画60年代篇
60年代後半は、映画史最大のトピックのひとつとされる「アメリカン・ニューシネマ」の時代。 夢や幸福ばかりを描いていたハリウッドの大作を全否定する―あくまでも自然発生的な流れなので、そういった共通認識があったわけではないけれど、結果論からいえば、それが一大テーマとなっていた。 だから60年代前半と、後半とのカラーがあまりにも対照的で、そういう風に眺めてみるのも面白いかと。...
View Article<年末企画(10)>年代別10傑 日本映画60年代篇
年末企画の最終回。 アップしたあとに、あぁあれも入れ忘れた、これも入れ忘れた・・・と、本気で悔やむ毎日。 それだけ傑作が多いというのは映画を愛するものとして幸福なことだけれども、自分で好きでやっといて「勝手に落ち込む」っていうのは、どうかとも思うが、これこそ映画小僧の性なんですわ。 では、いくぜ!! (1)『天国と地獄』(63) 個人的に、黒澤の最高傑作だと思っている。...
View Article「キャリー・ホワイトとレイア」予告篇
キャリー・フィッシャーが死んだ。 そのママ、デビー・レイノルズも死んでしまった。 さらに根津甚八まで息を引き取った。 それぞれについて、すぐにでも追悼文を捧げたいけど、きっちり時間をかけた、批評性のあるものを仕上げたい。 ので、それは来年に持ち越すことにした。 イイワケにはならんが、いま、格闘技取材の追い込みで、少し瘦せ始めたくらいなのでね。...
View Article来世でな。
みんな忙しいだろうからね、本コラムに時間を割かしてしまっては恐縮してしまう、、、ので、きのう・きょう・あすくらいは、短めにチャチャチャっと。 16年度の最後のコラムは、親愛なるデ・ニーロの画像でごあいさつ。 デ・ニーロのキャリアのなかでは「割と」ライトな物語になるだろう、『ミッドナイト・ラン』(88)。 賞金稼ぎと、そのターゲットとなった男の奇妙な友情を描いたアクション・コメディである。...
View Article17年度は、神の年 + 12月コラムの目次
賀正、です。 『沈黙』の宣伝も展開していきたいし、 『ツイン・ピークス』の新シーズン(トップ画像)についても言及したいし、 キャリー・フィッシャーと根津さんの追悼文も早くアップしたいし、 MMAイベント『RIZIN』のレビュー、 いくつも開催されたボクシングのタイトルマッチについても無視出来ないし。 ・・・と、いろいろあるけれど、それらをこなしていくのは3日のコラムから。...
View Article鶏さんと、フットワーク
きょうまでは、短文投稿ってことで。。。 トップ画像は、今年の年賀状のデザイン。 印刷された文章そのまんまなので、付け足すことはないのだけれども、酉年と聞いて、すぐに思い浮かんだのが『ロッキー2』(79)であったと。 その次は、ケンタッキーフライドチキンが登場する『メジャーリーグ』(89)かな。 『あ、春』(98)なんていう、味わい深い日本映画もあったけど。...
View Article17年度のマスト映画・上半期篇
きょうから、通常コラムに戻して、、、と。 その第1弾は、本年度、個人的に観たいな!! と現時点で思わせてくれる新作映画のリスト10本を展開。 オスカーやカンヌ後、ドドドッと公開予定作が増えるので、とりあえず上半期に絞ってみた。 下半期には『スター・ウォーズ』のエピソード8、『ブレードランナー』の続編なども控えているしね、たぶん20本でも収まりきらないだろうから。 ※『沈黙』はマストどころじゃない?...
View Article『沈黙』全力応援コラム、その伍
公開まで、あと18日・・・。 さぁいよいよ、カウントダウンも20日を切った。 先日―「血がつながっているから、強制も許される」という自分ルールのもと、父親と姉に前売り券を送ってやったい。 本人の嗜好とかを無視してね、まだ本編を観ていない自分が「これは観るべき」というのもおかしいが、まぁ神様が撮った神様の映画なので、ハズレということはないと思う。...
View Article稚拙でも頼りなくても、MMAが見たいんじゃ
溜まりに溜まった、年末の格闘技についての短評を、ドドドっと。 きょうのコラムは、興味のないひとには全文がピンとこないと思うけど、あしからず。 ・・・あ、毎回そんな感じか苦笑 【ボクシング】 ●内山高志 VS ジェスレル・コラレス〇 前回の敗北はラッキーパンチ的なところもあったんじゃないか、、、と信じたかったが、フルラウンドを見て、コラレスは強かったのだと思い知らされた。...
View Articleキャリー・ホワイトとレイア
~追悼、キャリー・フィッシャー~ 晩節を汚す、、、ということばがある。 文字どおりの意味だが、去年の中ごろか、女優キャリー・フィッシャーが唐突に「レイア姫を演じていたころ、ハリソン・フォードと肉体関係にあった」と告白したというニュースに触れ、 キャリー、それは墓場まで持っていくべき内容じゃない? 相手も居ることだしさ・・・などと思った。...
View Article俳優別10傑 海外「あ行」女優篇(1)
~ウィノナ・ライダーのキャリア10傑~ 海外男優のキャリア10傑は、切りがよく去年末で終了。 今年より、海外女優のキャリア10傑がスタート。 その第1弾は、ウィノナ・ライダー。 現在45歳。 80年代後半から90年代前半にかけて、ノニー(彼女の愛称)の存在感ってすごいものがあった。 彼女の強みは、マニア層と一般層の両方から好感を抱かれたところ。...
View Article喰って呑んで観て出して
年末からここ数日までのアレヤコレヤを、短文日記形式で。 某日―。 っていうか、クリスマスイヴ。 自分への褒美と、ハニーへのプレゼントのために注文していた、JETLINKさんのTシャツやリングが、偶然にもイヴに届いてうれしかった。(トップ画像) 映画をモチーフにした、洒落たTシャツなどを制作するお店。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(207)
基本、映画はひとりで観る。 複数派のひとからは「終わってから感想をいい合いたいじゃない?」といわれる。 それは分かる。 自分だって、そうしたい気持ちはある。 あるが、劇場Aから劇場Bまで、劇場Bから劇場Cまでの距離と上映時間を計算したりしながら、1日に何本も観ようとする映画小僧に付き合ってくれるキトクなひとなんて、そうそう居るものではない。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(208)
映画内映画、というものをいくつか挙げてみようか。 映画のなかで登場人物が、映画館で映画を観ているシーンがある映画、、、ということ。 『ケープ・フィアー』(91) デ・ニーロが葉巻を吸って観ている。 質の悪いB級映画で、台詞を聞いていると「サヨナラ!」なんていうのも出てくる。 『トゥルー・ロマンス』(93) クラレンスとアラバマが出会うのは、映画館だった。...
View Article無視しているわけでは、ありませんの。
目的地が都内・神奈川であれば、基本チャリで行く。 雨は関係ない。 乗るまでが億劫なだけで、運転中はどうってことないから。 雪にかぎっては、無関係というわけにはいかないが。 あと酒を呑むときは、電車かタクシーを使っている。 それが交通ルールだ、、、というのは当然のこととしてあるが、そのほかに、20代のころだったら酩酊運転しても無事故で帰還する自信があったけれど、いまは無理だろうと思うから。...
View Article『沈黙』全力応援コラム、その六
公開まで、あと10日・・・。 10日しかないじゃん! もういちど原作を読んでおかなきゃ!! 体調を整えておかなきゃ!!! とりあえず、20日・21日と連休をもらっている。 これで体調は万全だろう。 この映画は世界でも屈指の名監督の手によるものだが、内容的に地味なため全米では小規模で公開されている。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(193)
いか「り」→「り」めいく。 re-make。 古典、、、にかぎらないが、過去の作品を新たな視点で創り直す作業。 古典であればあるほどファンが存在し、その多くがリメイクに否定的である。 分かるっちゃあ、分かる。 どっちの気持ちもね。 「あの一本で充分」とファンは思い、「あれを超えたい」と創り手は思うわけだから。 しかし残念なことに。 後者の願いが叶うことは、あまりない。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(194)
りめい「く」→「く」らいまっくす 「敢えてそうしない」外しのテクニックもあるにはあるが、 ほとんどの映画、そうだなぁ、たぶん9割くらいの映画にはクライマックスが用意されている。 その描写が成功していれば、ほかの部分がペケでも「なんとなく」面白い映画と感じたりして。 映画にかぎらないよね、テレビドラマでも小説でも漫画でも、スポーツも、セックスだってそうだし。...
View Article階段
チャリダーはつづけているが、20代30代に比べて思うように身体を動かせなくなってきて困る。 ポイントは、やっぱり左脚。 昔の事故で膝の靭帯なくしちゃっているのもあって、膝はもちろん、足首も痛め易いし、全速力で走るのがきつくなってきた。 そこそこの体重も影響しているのだろう、左脚には常にふたつのサポーターを装着、せっかくのハーフパンツなのに自慢の脚を完全露出出来ないのだった。...
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