じつは、スター不在なのである
〜13年総括シリーズ Vol.6〜 総括の第6弾は、「文化芸能AV」。 AVってどうなん? と突っ込まれるかもしれないけれど、 この3つを「いっしょくた」にするところが自分っぽいっしょ? と、誰かに同意を求めてみる。 ただ、この10項目から「なんとなく」現代が見えてくるのではないか―出来上がった原稿を読んでみてそう確信したのだが、どうだろうか。...
View Article午前3時の疾走
AVの撮影現場を取材するために、深夜の16号を延々と自転車で疾走する数日間を過ごした。 自宅の町田から、横浜のみなとみらいまで。 約27km、時間にすると行きは110分、帰りは90分。 行きと帰りで20分の差があるのは、帰りが深夜の3時だから。 自動車が少ないので、車道を飛ばすことが出来るのだ。...
View Articleにっぽん男優列伝(211)武田鉄矢
49年4月11日生まれ・現在64歳。 福岡出身。 公式サイト 馴れ馴れしいファンが嫌いだという武田鉄矢(たけだ・てつや)さんは、「金八世代です」といわれる度に腹が立つといっています。 「なんだ金八世代って。そんなもの、ないよ!」 バラエティ番組でそう発言した際、自分は笑いながらも「あぁでも、実際に会ったらそう発言しそうだなぁ」と思いました。 自分のテレビドラマ視聴歴?...
View Articleにっぽん男優列伝(212)竹中直人
56年3月20日生まれ・現在57歳。 横浜出身。 公式プロフィール 死んだかーちゃんは正統派が好きで、あおい輝彦のファンだったはずなのですけれど、 異端というかなんというか、けっして正統派ではなかった竹中直人(たけなか・なおと)さんのことも好きで、「出てくるだけで笑える」なんていってました。 受けつけないというひとも居るでしょうが、よく分からないのに、なんか面白い。...
View Article瑞々、しい。
〜13年総括シリーズ Vol.7〜 総括の第7弾は、「映画俳優」。 作品の出来不出来に関わらず、キャラクターに命を吹き込むことに成功し、その瑞々しさで映画小僧を虜にした映画俳優を選出。 瑞々しさイコール若さみたいな感覚があるかもしれないけれど、若手に注目したってわけじゃない。...
View Article猛々、しい。
〜13年総括シリーズ Vol.8〜 総括第8弾は「格闘技」。 数年前までは各興行からベストバウトを選出し、ベストバウトofベストバウトのランキングを発表していたのだが、日本で大きな興行がおこなわれることが稀になったため、本年は格闘技のニュースランキングを作ってみた。 総合格闘技MMAが好きなものにとっては、現在の日本の状況は解せない。 解せないことばかり。 というか、飢えている。 なにに?...
View ArticlePART2選手権
先週、同世代の映画好き男子2女子2で今年初の忘年会が開かれる。 近況報告は最初の30分だけ、あとは11時間ずぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、飽きもせず映画談義がつづく。 今年の、それぞれのベストテン発表だとか。 3D映画の未来だとか。 ミニシアターは死ぬのかとか。 やっぱりオオシマは凄かった合掌! とか。 3次会に入ると全員が酒に呑まれちゃったので、真面目な話が出来ない。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(59)
初っ端から下品でいくが・・・ 成人したひと限定で聞く、成人後に野グソをした経験があるだろうか―。 自分は、ある。 しかも3度も。 いや3度だけ、、、と表現すべきか。 21世紀、しかも東京で? イエス!! もちろん誇るべきことじゃない、「野グソ癖」があるわけでもない、どうしようもなくなってしちゃった・・・という経験が3度ある。...
View Article初体験 リッジモント・ハイ(60)
画像はアニメーション『クレヨンしんちゃん』の劇場版、その副題は『雲黒斎の野望』(95)。 そう、これで「うんこくさいのやぼう」と読ませる。 では早速、自分の「初」野グソ体験を語ろう。 27歳のころの話である・・・って、その歳でバカチンにもほどがあるが、事実だしバカチンなのだからしょうがない。...
View Article原発と楽天とあたし
〜13年総括シリーズ Vol.9〜 総括の第9弾、「社会」。 タイトルに「あたし」と冠したとおり、自分と関わりの深そうなものを中心に選出した。 映画と自慰で毎日を生きている自分は、そうでもしないと社会の歯車としての機能を果たしているという実感を得られないものでね、、、などと卑下してみる。 ※12年11月〜13年10月に起こった、社会的なあれこれから選出 (1)福島第一原発の汚染水たれ流し...
View Article基本、老け顔です。
先日―取材先で同い年の男と出会う。 「牧野さんは、おいくつですか?」 「39です」 「マジすか!? 昭和何年生まれですか、同学年かも」 「49年ですけど、2月です」 「じゃあ一緒っすね、意外〜」 「まぁ基本、老け顔ですから」 「いえいえ、髭生やしているからじゃないですか」 そう思うっしょ? でもなぜか、髭を剃ったほうが老けて見られるのだよね。 髭ありで2〜3、なしで4〜5上に見られる。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(59)
み「ら」→「ら」んぼー(ランボー) スライことシルベスター・スタローンの代表作『ランボー』シリーズ(82〜2008)が、当初のタイトル『First Blood』より「直接的な日本版タイトルのほうがインパクトがある」と米国側に評価され、以降の続編で『Rambo』と表記されるようになったのは有名な話。 邦題は「センスねぇ!」と評されることが多いので、こんなこともあるのだなぁと感心する。...
View Articleシネマしりとり「薀蓄篇」(60)
らん「ぼー」→「ぼー」んとぅびーわいるど(ボーン・トゥ・ビー・ワイルド) 歌い手は喜ぶだろうが、映画作家としては複雑な感情を抱く現象が「ときどき」起こる。 それは、映画の主題を際立たせた主題歌・・・ではなく、主題歌あってこその映画―と捉えられる作品の誕生。 まずは、そうなっちゃった、いや、それを狙ったのかもしれない代表的な映画を10本挙げてみよう。 最初に結論をいってしまうと・・・...
View Article動画観ながらチャリに乗る高校生に恫喝してやったい
〜13年総括シリーズ Vol.10〜 総括の第10弾は「ウェブ」、これは2年前から総括に取り入れた新しい部門で、、、とエラソーに記してみたが、自分が最先端に明るいかというと、暗いとは思わないけれど、「おいてけぼり」喰らわないよう「しがみついている」のに必死というか、まぁそんな程度で。 ウェブの進化により、世界が加速したのはあきらか。...
View Articleギャルソン! コーヒー!!
ティム・ロス「ギャルソン! コーヒー!!」 ウェイトレス「ギャルソンは、男よ」 ティム・ロス「(笑顔)」 映画とコーヒー、映画好きが想起する作品といえば『パルプ・フィクション』(94)の冒頭(上記の台詞、そしてトップ画像)か、 あるいはリンチの『ツイン・ピークス』(90〜91)での名台詞、 「どんなコーヒーが好みかね」 「月のない真夜中のようなコーヒー」 「(笑顔)超のつくブラックだね」...
View Articleこんな紅白を観たい
今年の『紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。 大晦日は格闘技「生」観戦! テレビの録画は『ガキ使』!! というのが恒例だったため、『紅白』について高い関心があったわけではないけれど、 今年の大晦日は格闘技興行が開催されないことが「確定」、ということは取材もないので久し振りに家で年越しを迎えるかもしれない、...
View Article自分ベストテン
きょうで11月も終わり、今年もあと1ヶ月ということで、いつもと「ちょっとだけ」ちがうランキングでも展開してみようかと思う。 年中、映画の10傑などをエラソーに選出しているので、そんなオメーはどの程度の人間なのかと問われたことがある。 いや嘘でしたごめんなさい、そんな風にいわれたことはないが、きっとそんな風に思われているだろうなと。...
View Article自分好き、年賀状に迷う。 + 11月コラムの目次
先日、郵便局で年賀状(インクジェット用)をとりあえず50枚購入してきた。 なんらかの画像を印刷し、それにヒトコトつけるというシンプルな年賀状を10年くらい続けている。 宛名とヒトコトだけは手書きにして、 なんらかの画像というのは、映画小僧ゆえ映画関係? と思われがちだが、そうじゃなくって、主に自分の身体の部位を「超ド」アップで、、、というもの。...
View Article生きている映画たち 〜13年度映画総括(前)〜
本年総括の最後は、やっぱり映画。 二夜連続で映画界の出来事を俯瞰してみるが、とりあえず今夜は13年度公開映画のベスト20を発表。 興行成績や訃報、その他のニュースについては明日取り上げることとする。 ※12年11月〜13年10月に劇場公開した映画から選出した 1位『戦争と一人の女』…トップ画像 戦争が終わるまで、やりまくろう―坂口安吾の小品を映像化した、本年最も輝くインディーズ映画。...
View Article生きている映画たち 〜13年度映画総括(後)〜
映画の総括、後編。 前編は異様に長い文章になってしまったので、今宵は可能なかぎり簡潔にいこう。 マイベスト20発表の次は、映画界の10大ニュースを展開。 映画館に行く時間のないひとも、これだけはおさえておこう。 (1)オオシマ、鬼籍に入る…トップ画像 1月15日死去、享年80歳。 覚悟はしていたが、やっぱりショックだった。 なぜかっていうと、これが最後だという意識で遺作を撮ってほしかったから。...
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