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Channel: Cape Fear、in JAPAN
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(ときとして)ことばは、要らんのだ

最近、水〜木曜が異様に忙しいのでコラムの文字数も少なめ、動画や写真で逃げまくっている―という、他者にとってはどうでもいい事情を冒頭で晒し、ここからは「ナニゴトモナカッタヨウニ」コラムを展開していこうか。 基本、ことば/文字を信じている男である。 三流とはいえモノを書いて喰っている人間だもの、そりゃ当たり前のことで、ゆえに台詞にこだわった映画への肩入れは「そーとーなもの」だ。...

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初体験 リッジモント・ハイ(80)

俳優ではないものが演技をして、ある意味で俳優以上の「結果」を残す―ひじょうに稀だとは思うが、まずはそんな5つのケースを挙げてみよう。 (1)マーティン・スコセッシ:映画監督 自作『タクシードライバー』(76)に出演。 主人公トラビスが運転する「タクシーの乗客」を熱演した。 ※いまから女房を殺しにいくんだぜ (2)フランク・シルヴァ:映画スタッフ...

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初体験 リッジモント・ハイ(81)

映画で演技を披露している「非」俳優―といっても、ヒッチコックくらい短いシーンでの出演となると、演技力どうこうは評価出来ない。 出来ないし、それは本人もファンも望んでいないものだ。 あれは単に、ファンサービスなのだから。(だからこそ、舞台が限定された『救命艇』(43)では「どこに出てくるのだろう」という楽しみが生まれることになった)...

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BUSY NOW

♪ いそがなきゃ、いそがなきゃ 早くいかなきゃ 夢のまま終わらないように ガマン強く、ガマンしているヒマはない I’m busy now I’m busy dreaming now ♪ 速いね。あるいは、早いね。 よく、そう評される。 喰うのが早い。 便(の所要時間)が早い。 短いのほうが適切かもしれんが。 そして、イクのも早い。 悪かったな早漏で。 いやいや、きょうはセックスがテーマではない。...

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映画館で涼もうぜ

先週末の金・土は新作映画の封切りラッシュ、じつに15本もの映画が公開されている。 そのなかで順位をつけるとするならば、 (1)『渇き。』…トップ画像 (2)『her/世界でひとつの彼女』 (3)『収容病棟』 (4)『トランセンデンス』 (5)『オールド・ボーイ』 ・・・となるかな。 日本・米国・韓国とバランスもよく、16強が出揃ったサッカーW杯みたい。...

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糞とネットと景観とあたし + 6月コラムの目次

団地族になって、約10年―。 住み始めたころからの唯一の悩みが、「鳩の糞」攻撃だった。 在宅中は来襲してこないものの、外出中にベランダを占拠し、大量の糞を投下していく。 帰還した自分を確認すると、バサバサといいながら飛んで逃げる。 団地族になる前は鳩嫌いではなかったのに、この繰り返しによって鳩を憎むまでになっちまった。 憎悪、憎悪ですよ、もう。 「ネットで覆えばいいじゃん」...

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奇人? 変人? だからなに!? 外国「偏」

先月は「偏」愛する映画俳優のリストを展開したので、今月は映画監督でいってみたい。 まぁ俳優よりも分かり易い、分かり易過ぎるリストになっていると思うけど。 今宵は、外国「偏」。 映画監督とは、「映画の中身についての最高責任者」。 キャスティングやら公開規模やら宣伝方法などに対するアレヤコレヤの責任を負うのはプロデューサーであり、たぶん「ここいらへん」を「ごっちゃにしている」ひとは多いと思う。...

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奇人? 変人? だからなに!? 日本「偏」

気に入りの映画監督10人を並べるシリーズ、本日はその日本「偏」。 そういえばサッカー日本代表の監督を務めたザッケローニ、もう帰国しちゃったんだねぇ。 結果がすべての世界だから、結果を残せないとこうなるのだろうけれど・・・ 次期候補の話、早過ぎるよね。 W杯が終わってから―せめて、そうしてほしかったかなぁ。。。 (1)黒澤明 代表作…『七人の侍』(54)、『用心棒』(61)、『天国と地獄』(63)...

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しおふき小唄

♪ 刺身のツマでも ツマはツマ 妻という字に つまづいた 妻という字に 泣かされた 女ごころの 思案橋 アラまたふいた しおふいた ♪ (作詞・門井八郎、作曲・野崎真一、編曲・伊藤雪彦 歌…窪園千枝子) ………………………………………… 「わぁ、こんなに潮吹いてる! すご〜〜い!!」 なんてなことを、AV女優さんにいわれた。 絵に描いたような「逆転の構図」だが、撮影現場取材でのヒトコマである。...

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Woodstock!!

ついこのあいだ、夏は映画だ薄着だスイカだ水着だと書いたが、いわゆるフェスを忘れていた。 ロック・フェスティバル―主に屋外ステージでおこなわれる、複数のミュージシャンによる音楽イベントを指す。 花火大会に行くことは滅多にないが、そういえばフェスには「ほぼ毎年」行っている。...

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まだ見ぬ新作

公開中のドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』(これ傑作! 笑えて泣けて、おまけに元気が出る!!)を観ると、企画はされたものの実現しなかった「幻の映画」って、 映画小僧の知的好奇心をくすぐるというか、 実現しなかったことは残念ではあるものの、それらアレコレについて想像したりすることにロマンを感じ、これはこれで幸福な映画体験なのだなぁ、、、と思わされる魔力がある。...

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国旗より国歌でいこっか

サッカーW杯、4強が出揃う。 贔屓のベルギーは負けたけど、このくらいのレベルになると、どっちが勝とうが負けようが「そーとー燃える」ことにあらためて気づかされた。 よく「サッカーを熱心に見ているひとは、国旗で国の名を覚える」なんていう風にいわれる。 小学1年生くらいの子が、ほとんどの国をいい当てる、、、なんていう特集をテレビでも観たことがあるし。 自分?...

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怒れる牡牛の物語

第18部「デニス・ホッパーの物語」〜第5章〜...

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早死メモリアル

芸人、春一番の死去には少なからずショックを受けた。 47歳・・・うちのかーちゃんより2つも若く逝っちまった。 ショックを受けたのは年齢だけでない、ちょうど10年前だろうか、酒浸りの生活がたたって身体を怖し「もう、あとがない。いつ死んでもおかしくはない」といわれたひとである。 そのころ自分はアントニオ猪木の取材をしていて、このひとのモノマネをする春一番とも「軽く」関わりを持っていた。...

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コンビ、ネーション

映画は、ひとりで創るものではない。 訂正、ひとりで創ることが出来る、、、ものではない。 いくらワンマンの映画監督―チャップリンや塚本晋也―といっても、演出から撮影、編集、音楽、美術、衣装、そして演技までも担当することは不可能。 総合芸術といわれるゆえんだが、それぞれのパートが複数によるものでも「いちおうの」代表者がクレジットされるルールが出来上がっている。...

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にっぽん男優列伝(233)津田寛治

65年8月27日生まれ・現在48歳。 福井出身。 公式サイト 90年代にデビューし芸歴は約20年、そのあいだに100本を超える映画に出演。 テレビドラマも含めると250本以上のキャリアがあるのに、顔と名前を一致している受け手が少ない。 津田寛治(つだ・かんじ)さんは、そんなひと。 なぜ? 多くの作品に出演するも、ほんのちょっとしか出ていないからです。 端役専門俳優? そんなこともありません。...

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にっぽん男優列伝(234)筒井道隆

71年3月31日・現在43歳。 東京出身。 公式プロフィール 地味というか、ひじょうに素朴な感じ。 隣りに居ても不思議ではない雰囲気を持っているから、等身大のキャラクターが似合う。 筒井道隆(つつい・みちたか)さんの映画的キャリアはバラエティに富んだものではありませんが、共感度でいえば、いわゆるスター主演の映画よりもポイントが高く、ゆえに映画小僧からも好感を抱かれています。...

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にっぽん男優列伝(235)堤真一

64年7月7日生まれ・現在50歳。 兵庫出身。 公式サイト 13年に公開された映画、『俺はまだ本気出してないだけ』で「唐突に漫画家を目指し始めるパパ」を好演した堤真一(つつみ・しんいち)さん。 根拠のない自信だけを武器に邁進するこのキャラクターに触れて、あぁなんて適役なのだろうと感心しました。...

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しびれる

サッカーW杯も、残すところ決勝戦のみ。 数時間後には結果が出ているわけだが、個人的には圧倒的な強さを見せつける一方的な試合よりも、競りに競った試合のほうが好き―というのは、サッカーにかぎらず野球でも格闘技でも同じ。 自分が贔屓とする選手・チームの場合は、それ(=圧倒的な強さ)でも構わないっちゃあ構わないけれど。...

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初体験 リッジモント・ハイ(82)

初体験のシリーズ、きょうから三夜連続で夏休み特別篇でいってみたい。 何遍も書いてきた気もするが、「映画小僧が出来上がるまで」のお話。 それを「加速させた」のが10代の夏―つまり夏休みだったからね。 10代がなにかに目覚める、そのときの背景として最も相応しいのが夏だと思う。...

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